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平成の虚無僧一路の日記

改作「一休・水飴の話」 

2018年03月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「一休とんち話」の『水飴』の話。どうも納得いかない。そこで、こんなふうに改作してみました。一休さん、小僧の時の名は「周建」でした。
ある夜。ゴトゴト物音に目が覚めた周建。「あれ? 和尚さんの部屋に明かりが」と起き出して、和尚さんの部屋の戸をそっとあけてみると。和尚さんが、壷を抱えて、なにやら舐めている。「和尚さん!」「わッ!びっくりした。なんや周建か。まだ起きていたのか」「和尚さんこそ、何です それ、おいしそうですね、私にも舐めさせてください」「あ、これか、これはいかんいかん、これはブスと言うてな、大人には薬じゃが、子供には毒じゃで。子供がこれを舐めると、たちまち顔がゆがみ、こ〜んな醜い顔になって死んでしまうのじゃ。さ さ、早く、部屋にもどって寝なさい」翌日、和尚さんが出かけると、周建。「お〜い、みんな、ここに おいしそうなものがあるよ」と戸棚から壷を出してきて、ひと舐め。「あ、あま〜い」「どれどれ、私にも」「私にも」「あ、ほんと、甘い」「おいし〜い」「もう一口」「私ももうひと舐め」そうこうしているうちに。「しまった、空っぽになってしもうた」「どうする周建、お前のせいだぞォ」「ちょっと待って」ポクポクポクポク、なむさんだぁぁぁ、チーン「ひらめいた」周建、何を思ったか、床の間に飾ってあった和尚さんの大切な壷を持ち上げて、ガシャ〜ん。落として割ってしまいました。さあ大変。和尚さんが帰ってきました。床の間の割れた壷を見て「だだだだだ だれじゃ〜! わしの大切な壷を割ったのは」そこへ周建が現れて「わあぁぁぁぁぁぁぁぁん、わぁぁぁぁぁん。ごめんなさい、ごめんなさい。壷をきれいにしようと磨いていたら手がすべって・・・・・・。 それで、死んでおわびしようと、あのブスを舐めたのですが・・・・・。 全部舐めたのにィ、まだ死ぬませ〜ん。えェェェェん、えェェェェん」「何、あの水飴、じゃなかったブスを、全部舐めたぁ?許せ〜ん!」「はい、それで死んでおわびをしようと。あのブスは子供には毒だって言いましたよね。ねぇねぇ、何で死ねないんですか、ねぇねぇどうしてですかぁ?」「うッ、う〜ん。そうじゃ、子供には毒。 ということは・・・・・、そうか、周建、おまえは、もう大人になったということじゃ。これからはもう、子供だと思って甘やかさないからな、覚悟しろ。おおそうじゃ。名前も今日からは“一休”と改めよう」。「いっきゅう?。頓知は一級品の“一級”ですか?」「違う、違う、その小ざかしい頭も一休みさせろ、という意味じゃ」「一休ねぇ。“有濾路(うろじ)より無濾路(むろじ)に帰る一休み”ですか。人生、ウロウロですものね。和尚さん!」チョンチョン。生活・文化 ブログランキングへ

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