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平成の虚無僧一路の日記

「雲井調子」とは? 

2011年04月30日 外部ブログ記事
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八橋検校は「ミファラシド」と半音を含む「平調子」を考案したとされる。
では「雲井」「中空(なかぞら)」などの調絃法も、八橋は考案したのだ
ろうか。

八橋検校は、それまでの筑紫流の筝曲を、雅楽調べの「呂旋」から、
半音を含む「平調子」に変えたとされる。

八橋検校(1614〜1685)作曲とされる、箏の「組歌」の中に、唯一
「平調子」でない「雲井の曲」というのがある。そして、この曲だけが
「筑紫箏」に無く、八橋検校によるオリジナル曲だ。

「雲井」という曲名は、第六歌の冒頭の歌詞「雲井に響く鳴神の」に
拠るものとされ、「雲井調子」というのは、「この曲の調絃法から
名づけられた」と考えられる。しかし、「第六歌」は八橋の時代には無く、
後世のものという説もある。

「雲井の曲」の調絃は「本雲井調子」というもので、一の絃を「D」に
とれば、「D G A♭C D E♭ G A♭ C D G A♭」と並ぶ。
これは、尺八で吹くと「ロ ツ レ チ ハ ロ ツ レ チ 」で『六段』の
旋律を吹く場合の使用音なのだ。『六段』は尺八では「本雲井調子」で
吹いていることになる。

尺八の古典本曲は、大抵この「本雲井調子」だ。ところが『雲井獅子』
という曲は「C C♯ F G A♭」という、尺八曲の中では特殊な音を
使う。但し、これも「C」から「ミファラシド」となっているにすぎない。
つまり、「D E♭ G A♭ C」を全体に1音下げて吹いているだけだが、
これを、尺八では「雲井調子」と呼んでいる。

だから、もう訳がわからん。そもそも、邦楽独自で作られてきたものに
「西洋の音楽理論」を当てはめるのが、間違っているのかも。

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