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平成の虚無僧一路の日記

横山勝也師の2人の師 

2018年02月13日 外部ブログ記事
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横山勝也氏の祖父も父も尺八家だった。氏は3代目だが、福田蘭童と海童道祖という全く相反する強烈な個性の2人に師事した。「邦楽ジャーナル」1998.12月号と1999.1月号に、横山氏が、2人の師について、述べている。「福田蘭童は西洋音楽に傾倒して、フルート的な奏法を追及していたから、ムラ息などは大嫌いだった。片や海童道は精神的哲理を重んじ、前衛的な奏法を追究していたから、2人は尺八界の両極にあった。しかし、福田蘭童師も、その生き方、従来の尺八奏法にこだわらない自由な吹奏は、普化禅師の教えに通じる。そして、海童道師も奇行が多く、ご自身“普化禅師の再来”を意識していたのではないか」と。「福田蘭童と海童道の2人の師。その目指す方向は全く相反していたが、共に“普化禅師の生き様”に同じだったのでは」と、横山氏は喝破している。私の師堀井小二朗も福田蘭童と親しく、尺八を洋楽器のように改造し、フルートに追いつけ追い越せの方向を歩いた。私は堀井小二朗師の9孔尺八を継承した手前、横山氏に直接師事することはなかったが、海童は究極の憧れであり、横山氏のレクチャーコンサートや研修会などで、道曲を学んだのである。そういえば、S38年だったか、TVドラマの『そろりと参ろう』は、福田蘭童の原作監修だが、その内容は海童道に師事した横山勝也の修行時代に重なるのだった。全く相反するように見えるものが、実は大本で同根ということに興味を覚える。

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