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映画が一番!

細雪 

2018年01月22日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、今日は〜!

今日の二本目の映画紹介は「細雪」。
BS12で2018年1月22日(月)19:00〜放送。

細雪とは、
”陽が射すとすぐに溶ける ささめゆき
その儚さ 美しさ”。

谷崎文学の代表作「細雪」を市川崑監督によって
3本目の映画化したもの。
監督の独自の美意識による美しい映像と谷崎文学が
上手く溶け合っています。
かっての日本の美しさを再認識する映画。
でも「細雪」とは、素晴らしい題名ですね。

キャッチコピーは、
”明日の嵐を予感して、今を絢爛と咲く女たち。
谷崎芸術の極致と市川リリシズムの融合が開く
新しい映像美の世界”。

1930年代の大阪、戦争の足音が近づく時代。
両親を亡くした大阪船場の旧家・蒔岡家の
四人姉妹には老舗の廻船問屋が託されていた。

長女・鶴子(岸恵子)の
養子の夫・辰夫(伊丹十三)は商売を建て直しを。
次女・幸子(佐久間良子)は
百貨店の販売部長・貞之助(石坂浩二)と結婚。
三女・雪子(吉永小百合)と
四女・妙子(古手川祐子)の嫁ぎ先をさがしていた。

内気で気難しい雪子は見合いを重ね。
気楽で居心地のいい芦屋の家で、
幸子の一粒種の悦子を相手にしながら
”結婚は姉ちゃんに任せるわ”と
お嬢さん生活を楽しんでいた。

妙子は考え方・生活態度が洋風で、
船場の貴金属商の息子と駈け落ち騒ぎまで
起こしたことがあった。

姉妹の微妙に揺らめく心理描写に加えて、
四姉妹の美しさが四季おりおりの桜や紅葉の中の
着物姿と相まって一段と引き立ちます。

それもそのはず、これ等の着物は
この作品のために別誂えされたそうで
美人の豪華な着物姿に美しい背景は眼福です。
おっとりした美しい関西弁も耳に優しいですね。

船場の商家では良家の末娘のことを「こいさん」と
呼ぶ慣わしがあり、ここでは四女の妙子がそうです。

上の姉たちが着物姿なのに洋服姿なので目立ちます。
洋服姿だと言うことは、考え方・生活態度が
自由闊達で、他の姉妹と違う設定も
展開を面白くしています。

さて、四人姉妹が織りなす織物は日本の
美しい季節の中でどの様な着物になるのでしょうかね。

日本の美が凝縮されているの映画なので、
観ると日本の美を再認識するのは間違いなし。

1983年(昭和58年)制作。

P.S
”こいさん”と、聞くと頭に浮かぶのは藤島恒夫が歌う、
♪月の法善寺横丁♪、その中の台詞は何故か好きです?
「こいさんが、わてをはじめて法善寺へつれて
来てくれまったのは『藤よ志』に奉公に上がった晩やった。
はよう立派な板場はんになりいや云うて、
長いこと水掛不動さんにお願いしてくれはりましたなあ。
あの晩から、わては、わては、こいさんが好きになりました」



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高級品はステータスシンボルとして残るでしょう。

yinanさん

山すみれさん、今晩は〜!

着物と言えば、着物の着付けやレンタル・販売の
「はれのひ」の詐欺事件が記憶に新しいです。

昔は着物も普段着でしたが、今では「成人式」のような
セレモニーだけの特別な時に着るものになっています。
これも、おっしゃる通り、時代の流れですから、
仕方がないでしょうね。

山すみれさんのところに来た着物は、幸せ物ですね。
又、ひと花咲かせることが出来るのですから。

2018/01/24 18:21:13

日本の宝物

山すみれさん

だったのですね♪


それもそのはず、これ等の着物は
この作品のために別誂えされたそうで
美人の豪華な着物姿に美しい背景は眼福です。>

なるほど・・・・・

そんな着物が廃棄処分の憂き目に
時代に添って変わって行くのですね〜

お陰で、我が手元で触れる事が出来ます^^♪

2018/01/24 09:27:40

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