メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

映画が一番!

人生フルーツ 

2018年01月02日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドキュメンタリー

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今、恒例の箱根駅伝を見ていますが、
長距離をリレー形式で走り、
タスキで繋いで走り続けるランナー姿には
いろいろな、感動がありますね。
さて、今日と明日の走りにはどんなドラマがあるでしょうか。

今日の映画紹介は「人生フルーツ」。
東海テレビで2017年1月2日(火)12:00〜放送。
2017年10月に観た時の感想文。
ただ、全国での放送でないのが残念です。

東海テレビで2016年3月に放送されて、
第42回放送文化基金賞番組部門最優秀賞受賞した
ドキュメンタリー番組を劇場版として再編集された映画。

TVで見られた人は多いでしょう。
でも、映画館で観ると、
より見応えのある映画になっていました。

津端修一さん90歳、英子さん87歳。
風と雑木林と建築家夫婦の物語。

キャッチコピーは
”人生は、だんだん美しくなる”。

愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンの一隅。
雑木林に囲まれた一軒の平屋。

その家はニュータウンの基本設計をした建築家の
津端さんが、師であるアントニオ・レーモンドの
自邸に倣って300坪の土地の一角に建てた
30畳一間、平屋建ての杉の丸太小屋。

家の周りには、自然との共生を求めて、
丹精に育てられた四季折々の70種類の野菜と
50種の果実が育てられた自然の恵みは
妻・英子さんの手で食卓を彩る。

”むかし、ある建築家が言いました。
家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない”との
ル・コルビュジェの言葉を実践して、
二人はお互いに助け合って、穏やかに自給自足に
近い生活を送っています。

勿論、肉や魚などは年金支給日に
名古屋の栄の丸栄まで出かけて、食料品を買いに行く
シーンなどは微笑ましいです。

ドキュメンタリーですから、夫婦の出会いから、
今に至るまでをエピソードを
交えて描いているのもいいですね。

ストーリーの構成も良かったです。

修一さんが草取りの後、昼寝して二度と
目覚めなかったシーンで映画は終わりかと思ったが、

この後に、彼のコンセプトを生かした設計で
佐賀県伊万里市の精神科クリニック建築の仕事を
手掛けていて、完成を目にすることはなかったが、
彼の意志が引き継がれていき、
生かされていくことに感動しました。

ナレーターの樹木希林が
何度も繰り返して言ってるフレーズは、
”風が吹けば、枯れ葉が落ちる。
枯れ葉が落ちれば、土が肥える。
土が肥えれば、果実が実る。
こつこつ、ゆっくり。人生、フルーツ”。

二人はこの言葉通り、人生のフルーツを実らせていたのです。

監督は伏原健之 。



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

美しい人はより美しく…

yinanさん

山すみれさん、今晩は〜!

樹木希林さんは独特のキャラクターがあり、いいですね。
今年、75歳になり、網膜剥離で左眼は失明し、
乳がんとか全身がんとか満身創痍なのに、
あのエネルギーはどこからくるのでしょうか。

飄々とし、生き方はどこか悟った聖人のようです。

2018/01/03 20:59:13

樹木希林

山すみれさん

観たいな〜

って思ってたら

テレビのCMで昨晩(^_^)

お目にかかれて嬉しかったです〜♪


夜空に光るやうな映画って
嬉しいですね〜

2018/01/03 10:01:03

輪廻転生

yinanさん

cacotanさん、おはようございます!

長い間、連れ添って来た連れ合いが亡くなるのは、
頭では、生きとし生けるもの全てに
寿命があるのを判っていても。
仰るように、「恐ろしい」ですね。

だから、私はあの世を信じることにしています。
”魂”がある限り、亡くなった人が
自分に寄り添ってくれていると思えば、
残された人も少しは、
心に安らぎを得ることが出来ますから。

2018/01/03 08:25:33

ステキですね

さん

夫婦の片方が 先に逝ってしまった時、残された片方を襲う 喪失・欠落…
その事を考えると、恐ろしいですよね。
そんな時に、姿形は 無きものになっても、その人が 抱いていた 思いや意志が、残された片方の礎となり、生きる意味や、生きようとする力を与える…
ステキですねぇ(^^)

2018/01/02 11:24:49

PR







上部へ