メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

映画が一番!

生きる 

2017年12月31日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日は大晦日。
正月の準備も済んで寛いでいらっしゃる人、
最後の奮闘と、バタバタしている人、
最初から普段通りだと悟っている人等、
いろいろでしょう。

何はともあれ、今日で2017年は終わりなんですね。

一年間、拙い感想文を読んでいただき、
ありがとうございます。
拍手、コメントをいただきながら、その都度、
お礼にも伺えず、申し訳ございません。
この場を、借りて厚く御礼申し上げます!

相も変わらず映画の感想文を書いて、はや一年。
現実逃避で別天地の映画館へ、
今年は68回逃げ込み、何とか生き延びてまいりました。

映画を観ている時は自分が主人公。
笑ったり、泣いたりの仮想現実の方が、
リアルな現実より、楽しいので来年も何とかと、
新年の決意は70本の映画を観ることしました。

と、前置きが長くなりましたが、
今日の映画紹介は「七人の侍」に続く、「生きる」。
BSプレミアムで2017年12月31日(日)13:02〜放送。

人はいかにして生きるべきか…
42歳の黒澤監督が世に問うた映画。

市役所の市民課長の渡辺(志村喬)は
30年間無欠勤で勤勉だが、無気力な日々を送っていた。

ある日、渡辺は自分が胃ガンで
余命幾ばくもないと知り、がく然とする。
絶望に陥った渡辺は貯金をおろし、歓楽街をさまよい
飲み慣れない酒を飲み、遊び回るのだった。

そんな中、渡辺は町工場でゼンマイ仕掛けのウサギを
作っている、元部下の小田切とよ(小田切みき)と
出会い、意気投合する。

とよは渡辺がガンだと知り、自分が
工場で作っている玩具を見せて
”あなたも何か作ってみたら”と言う。

自分の人生とは一体何だったのかと
悩んでいた渡辺は、その言葉に心を動かされ、
”まだできることがある”と、
住民の願いである児童公園を造る決心をする。

役所の壁と闘いながら、必死で仕事を果たした
渡辺は夜のとばりに包まれた新しい公園で、
しんしんと雪が舞い落ちる中、
ブランコを揺らしながら歌う、♪ゴンドラの唄♪。

♪いのち短し 恋せよ乙女
 紅き唇 あせぬまに♪

このシーンは泣けますね。
それもそのはず、撮影前に盲腸の手術をした
志村僑は、病み上がりのやつれた姿をそのまま
死を目前にした渡辺を演じていたのですね。

本作を観る度に考えます。
「生きる」とは、「どんな意味を持っているのか」と、
多分、人それぞれでしょうね。私はと言えば…。

1952年(昭和27年)製作。

P.S
この後に続く映画は、
「用心棒」が15:28〜、
「椿三十郎」が17:21〜、
「赤ひげ」が〜19:00〜。
お好きな映画をぜひ、どうぞ!

来年もよろしくお願いいたします。



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

今年もよろしくお願いします。

yinanさん

qqqqqqさん、あけましておめでとうございます!

役所も企業も大所帯になるほど、
「組織は肥大化して、腐敗するようです」。
それでも、優秀なリーダーがいれば何とかなりますが、
本作の渡辺はトップの位置ではなかったのに、
リーダーとなって、最後の力を振り絞って公園を
作りました。もっとも、余命を聞いてからの
行動でしたが。

「命短し 恋せよ 乙女」の解釈は
qqqqqqさんのおっしゃる通りでしょう。

m(− −)m 今年もよろしくお願いいたします。

2018/01/02 10:54:53

役所の体質も

qqqqqqさん

役所の体質も批判の目で黒沢監督は見ていましたね。みんなで頑張ろう、と決意した次の日にはぐるぐる回し。今の役所か改善されたかどうか。

「命短し 恋せよ 乙女」と歌っていたのは、「我々の命ある限り、希望と実行」を言っていたと私は思っています。

今年もよろしく。

2018/01/01 22:34:57

PR







上部へ