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「若い読者のための第三のチンパンジー」 

2017年09月05日 ナビトモブログ記事
テーマ:厄介な生き物

上記を読み終える。
先日読了した「サピエンス全史」にインスパイヤーされて読んだジャレド・ダイヤモンドの本(草思社文庫)です。

チンパンジーとヒトは共通祖先から700年前に
分岐しましたが、両者の遺伝子は98.6%同じ。
残りの1.4%の違いでなぜこんなに違うのか。

この人、生理学者にして進化生物学者。

ジェノサイド(大量虐殺)は、何故起こるのか。
オーストラリのアボリジニ、ニュージーランドのマオリ人、北アメリカのインディアン、中南米のマヤ文明、アステカ文明は全て探検者、入植者(ヨーロッパ人)によって滅ぼされました。
当時、こうした先住民への虐殺は、正当化されていました。

ソ連でも1917年から1957年に掛けて政敵の粛清により6600万人の自国民を殺害。

すごいね、やっぱりロシア人は。
プーチンなんかが出てくるのも然もありなん。
この男、マスコミに軍服姿や、上半身裸になってマッチョぶりを見せることが好きみたいだけど、これってすごくダサい田舎者に見えて仕方がないんだけど。

ナチスは、数百万のユダヤ人やポーランド人を殺戮。
カンボジアのポルポト政権、アフリカのルワンダなんかも同様。
古くは、十字軍、直近でも、キリスト教vsイスラム教で多くの人がなくなっています。
これって、一神教の弊害。

こうした行為は長らくヒトのみの行為と思われてきたが、そうではなくチンパンジー、ゴリラ、狼、ライオンなどの哺乳類にも見られたそうです。

しかし、これほど大量の生物(ヒト)を殺戮するのはヒトのみ。

「人々の集団を二つに分けて対立を作り、他者を攻撃するという傾向自体には、ヒトという生物が持っている生物学的性向が関係しているかもしれません。」(あとがき抜粋)

チンパンジーも「我々」と「彼ら」と2分類し、敵対するそうです。

やれやれ、ヒトって、厄介な生き物なんですね。
ヒトは長生きしすぎじゃないのかな。

ヒトの捕食生物はヒトしかいないのでこうなるのかな。



ジムに行かない日に来るスタバにて(今日は混んでます)



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