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「ヒト、山に登る」 

2017年08月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:近代登山の夜明け

寝ながら本を読む習慣があり、先日、ようやくある上記の本を読み終える。
柏瀬祐之著(白水ブックス)。

たまたま本屋で珍しいタイトルだな、と思って買ってしまった。
本に著者経歴が記載されていないので作家なのか、登山家なのかわからず。

アルプスの谷あいの小さな町にある一対の銅像の話から始まる。振り返るとアルプス最高峰モンブラン(4,807m)。

銅像のモデルは、モンブラン初登頂に功労があったベネディクト・ド・ソシュールとガイドのジャック・バルマ。

ただし、実際の世界初登頂(1786年)は、青年医師のミッシェル・ガブリエル・パカールとそのガイドに先程のジャック・バルマだった。

が、何故そうなったか、人間の嫉妬心など、ごちゃちゃ書いてある。

後半は、この人酒を飲みながら書いているんじゃないかと思えるくらい、段々内容が胡散臭く、何を書きたいのかわからなかったので最後の方は、飛ばし読み。

それでも、発見としては、
このころのヨーロッパ諸国はまだ絶対王制が敷かれていて、山岳地帯は人力の及ばぬ魔界と一般に信じられていたようで、
キリスト教世界が始まってこのかた、ヨーロッパ社会では長年にわたって山岳を罪深い地帯とみなし、
清く滑らかな大地にふきでた醜いイボ、瘤、火脹れ
にたとえてきた、とあります。

このモンブラン初登頂によって近代登山の夜明けとなったそうな。

なるほど、山岳の歴史はそんなに古くはなかったんですね。
山岳信仰があった日本の方が古いかも。
もちろん登山用具などは、ヨーロッパの方がはるかに進んでいたようですが。

というわけで、再読するほどの本ではないのでいつものようにゴミ箱へ。

ちなみにこの人、ネットで調べると、登山関係の本を多数書いている登山家、作家だったらしい。
多分、まだ存命している。


今、別の本も同時に読んでいてようやく上巻を読み終え、下巻を読み始めました。
何かインスパイヤされそう。


安いけどまずいアイスコーヒーを出す
サンマルクカフェにて



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