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男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け 

2017年07月29日 ナビトモブログ記事
テーマ:コメディ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

北朝鮮がミサイル発射 して、
日本海のEEZに着水のニュース。

ミサイル発射のニュースを聞く度に思い出すのは、
トランプ大統領の、
”あの男、他にすることはないのか”。
貧困に喘ぐ国民のことを思えが、
ミサイルに現を抜かす時ではないのに…。

今日の映画紹介は
「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」。
BSジャパンで2017年7月29日(火)18:30〜放送。

寅さんが連れてきた文なし爺さんは日本画の大家だった!
播州竜野、老画家との奇妙な旅。
そして美人芸者との出会い…マドンナは太地喜和子。
様々な恋が交差するシリーズ17弾。

寺尾聡と宇野重吉の親子共演のシーンがあるので
見逃さないで下さいね。

キャッチコピーは
”夕焼け雲に想いを託す、
寅の心はあの赤とんぼだけが知っている!”。

寅さん、満男の小学校入学祝いの席上、
例のごとくゲンカをして家を飛び出す。

駅前の焼き鳥屋で飲んでいたら
みすぼらしい老人(宇野重吉)が
無銭飲食を店員にとがめられるのを見て
金を払ってやって家につれて帰る。

「とらや」を宿屋と間違えた老人は、
横柄な態度を取りひんしゅくを買う。
それで、寅さんに説教された老人は、
「おわびだ」と絵を描いて寅さんに渡す。

寅さん、古本屋に出かけ、
大雅堂の主人(大滝秀治)に見てもらうと
500円のつもりが”7万円で譲って欲しい”と言われ、
寅さんビックリ。

ここで、この老人が
日本画壇を代表する池ノ内青観と知るのだった。

ここでの、2人の遣り取りは笑えますね。
さすが、ベテランの大滝さんです。

旅に出た寅次郎は、播州龍野でと青観と再会。
青観の友人と勘違いされた寅さんは
熊野市役所に接待され、その宴席で
芸者・ぼたん(太地喜和子)に出会う。

寅さんとぼたんの別れ際のシーン。
”おぅ〜、ぼたん”
”うん!?”
”いずれそのうち所帯持とうなぁ〜”
”ぷふふっ!ほんま?”
”おお”
”嘘でも嬉しいわァ〜!”
”そうかい、エヘヘヘ…”
”フフ!ウフフフフ、
    あてにせんと待っとっからねー”
”あ!あばよ―ッ!”

マドンナはどのシリーズでも悩みや問題を抱えています。
寅さん、その悩みを一緒に悩み、解決しようと
悪あがきするところが、共感を得るのでしょうね。

結婚しない寅さんの”所帯を持とうなぁ〜”の
セリフは寅さんの本音ですね。

本作でもう一つ、注視したいシーンがあります。
青観とわけありの彼女、志乃(岡田嘉子)との会話。
志乃:
”…じゃあ、仮にですよ、
 あなたがもう一つの生き方をなすっとったら、
 ちっとも後悔しなかったと言きれますか?”
   
”私、このごろよく思うの、
 人生には後悔はつきものなんじゃなかしらって、
 あーすりゃよかったなあ、という後悔と、
もう一つは…、
 …どうしてあんなことしてしまったんだろう…、
 という後悔…”

岡田嘉子さん、この時74歳。
波乱万丈の生涯を送っただけあって、
凛としたたたずまいはさすがでした。
この言葉は心に染み入ります。

”後悔先に立たず”と言うけど
自分を振り返ってみても、後悔ばかりの人生でした。
もっとも、自分で選んだ人生ですけどね。

1976年(昭和51年)制作。
監督・原作・脚本は山田洋次。



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