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平成の虚無僧一路の日記

ボランティアは美徳? 

2017年04月27日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



東北大震災以降、各種の音楽家が現地慰問して無料コンサートを
することが流行った。ボランティアが美徳とされ、二流三流の
音楽家は食べていけなくなった。私もその一人。このところ、
ボランティア演奏ばかり。「タダで演奏してくれて当然」と
いう顔をされる。「すばらしい、こんな尺八聞いたことない」と
評価はしてくれるが、その評価が お金には換算してもらえない。
そして、「私は一路さんにタダで演奏してもらった」と自慢顔に
吹聴される。「私が口をきいてあげれば、タダで来てくれるから」とまで。
ますます、お金がいただけない。
30年前、一舞台10万円いただいていたのが、今では 1,000円。
百分の一。3,000円もいただると「ありがたい」と有り難さを
感じるようになった。
先日も「一路先生以外に(名古屋では)吹ける人はいませんから」と、
お世辞を並べられて、それでも一万円。プロとして認められないことに愕然。
それもあって、今後の演奏はすべて断りたい。せめて7万円 以上出して
いただけるなら 引き受けてもよいかと。
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