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山の音 

2017年04月18日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「山の音」。
BSプレミアムで2017年4月18日(火)13:00〜放送。

原作は川端康成の同名の長編小説。
有名ですから、読まれた人も多いでしょうね。

鎌倉で息子夫婦と暮らす尾形信吾(山村聰)は、
老いを感じ、寂しさを感じる日々を送っていた。

62歳という齢のせいか、信吾は夜半、よく目がさめる。
鎌倉の谷の奥で、満月のしずかな夜など、
海の音にも似た深い山の音を聴いて、
彼はじぶんの死期を告げられたような寂しさを感じる。

息子・修一(上原謙)は信吾が専務をつとめる会社の社員。
修一の嫁の菊子(原節子)との結婚生活が、
わずか数年というのに、もう他に女をつくり、いつも午前様。

会社の女事務員の谷崎(杉葉子)から
絹子(角梨枝子)と不倫していると聴いて
信吾は浮気に耐える菊子へ不憫を覚えるのだった。

年老いていく自分の不甲斐なさに打ちひしがれながら、
不詳の息子を思いながら、息子の妻に好意を寄せる信吾。

最後、家を出た原節子と山村聰が、公園を歩くシーンに
二人のそれぞれの想いが描かれていて印象に残ります。

白黒なので、鎌倉の当時の様子や、時代背景が
一段と郷愁を誘いますね。

原節子が、演技派ではないのに彼女の、
所作や眼力で、いつものように清楚で意志の強い
ヒロインを見事に演じています。

二枚目俳優の上原謙が、
嫌われ役を演じているのも珍しい。
で、息子役の上原謙より父親役の山村聰の
方が若いとは気がつかなかった。

冒頭のシーンで”ひまわり”の花を見ながら、
信吾と菊子との会話で、

”どうも近頃、頭がひどくぼやけたせいか、
ひまわりを見ても、すぐ頭のことを考えてな。
あの花のように、頭ん中が綺麗にならんかね。
頭をはずして、洗濯か修繕に出せんものかと、
さっきも電車の中で考えながら帰ってきたんだよ”と、

話していますが、確かに歳を重ねると、
記憶力の減退、体力の低下は、何とかならんかなぁ〜と
実感される、今日この頃。

皆さんは「山の音」を聴いたことはありますか?

1954年(昭和29年)制作。
監督は成瀬巳喜男。



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今晩は〜!

yinanさん

山すみれさん、

渓流の流れは美しいですね。
写真から音が聞こえてきそうです。

流れの響きに乗って、熟睡ですか、
山の懐に抱かれて、居心地が良かったのでしょう。

”色と音 もろとも流し 山笑ふ”の
描写に、その情景が目に浮かびます。

素晴らしい、感性ですね。



みのりさん、

古い映画ですが、
人間の営みは、今も昔も変わらないですね。

当時の、家屋というか、
障子に、ふすま、畳に縁側等、
昔は、そうだったなぁ、と懐かしく見ています。

2017/04/18 17:18:06

映画

みのりさん

yinanさん

 ”山の音”の映画はかなり
古いようですね
それでもいい映画のようですね
毎日紹介して下さり感謝しています。

2017/04/18 12:23:57

山の音

山すみれさん



渓流の音でしょうねぇ〜

先日、お宿は渓流の側・・・

  大雨の如き響きに眠りけり

最近、日本一と云われ 話題の仁淀川の源流

下流域で生まれながらも、初訪問、
その息を飲むような色をギャラリーに・・・

  色と音もろとも流し山笑ふ

お粗末でした〜^^♪

2017/04/18 08:27:38

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