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平成の虚無僧一路の日記

五木寛之 『親鸞』 施湯 

2011年02月27日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



中日新聞掲載、五木寛之『親鸞』2/26、27。
もう何度も読み返し、涙が出る。

「外道院(げどういん)」とやらは、「また 親鸞に
害をなす 悪人か 」と思っていたが、さに非ず。
「外道院」は、底辺に生きる者たちの救いの神だ。

奈良時代、「光明皇后」が、風呂を沸かし「われ
千人の穢れ(垢=あか) を 落とさん」と誓いをたて
られた。その千人目が「らい病」患者だった。
それも厭わず 肌を拭き清め、膿みを吸ってあげた
ところ、その者は 阿閦(あしゅく)如来 の化身だった」
という故事を挙げて、それを 親鸞の妻 恵信 に
やれと命じる。

親鸞は たじろぎ、「止(や)めさせようとする自分と、
止(と)めてはいけない」という自分の鬩(せめ)ぎあい。
恵信は「親鸞のためではなく、私がやりたいから
やるのです」と。

さすが、五木寛之。みごとな展開だ。

この「光明皇后の施湯(浴)」の故事から、中世、
時宗や禅宗の寺では「風呂」を沸かし、一般人に
入浴させることが行われた。虚無僧寺も風呂を
沸かしていたのである。

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