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葵から菊へ
世田谷区本庁舎整備基本構想(素案)にレガシー前川建築を壊す二つの仕掛け
2016年10月23日
テーマ:テーマ無し
世田谷区本庁舎整備基本構想(素案)にレガシー前川建築を壊す二つの仕掛け
世田谷区本庁舎整備基本構想(素案)に地域防災計画「平成29年修正」(素案)には一切皆無である「ヘリポート」と(素案)であるにも拘わらず、恰も正式決定されたものが如く「国士舘大学第一順位の地域内輸送拠点」が区民に提案されていました。
この二つが区庁舎整備構想(素案)にそっと忍び込まれていたことによって、多数野党議員が、それ見たことか、やっぱり新築庁舎にしなければ屋上ヘリポートができないぞ。防災面から庁舎面積も広場面積も足りないぞ!情緒的な保存なんて駄目だ駄目だ!と叫んでいる姿が目に浮かびます。
地域防災計画「平成29年修正」(素案)から「ヘリポート」を見てみましょう。
? ヘリコプター活動拠点の確保
【実施主体】都総務局、都関係局、区
区は、都が実施する次の取り組みに協力する。
〔都が実施する取組〕
○ 都及び区は、ヘリコプターによる援助物資や人員の緊急空輸を考慮して、予め災害時臨時離着陸場候補地を選定し、関係機関との調整を図るものとする。
○ 医療機関近接ヘリコプター緊急離着陸場については、都が指定する災害拠点病院から概ね5km以内の陸路地点に医療機関近接ヘリコプター緊急離着陸場を指定する。
○ 都及び区は、上記以外の用途のヘリコプター離着陸場としての候補地をあらかじめ選定し、災害時には、この候補地の中から必要に応じて使用するための措置を国や関係機関と連携して行う。 (189頁)
? ヘリサインの設置
【実施主体】都関係局、区 区は、都が実施する次の取り組みに協力する。
〔都が実施する取組〕
○ 震災時に、被災地上空から被害状況を確認するとともに、地上の救助機関部隊や災害対策本部と連携し、迅速・効率的なヘリコプターによる応急対策活動を行うため、ヘリサインは、応援航空部隊の道しるべとして、また、災害対策上重要な施設を上空から即時に特定する上で、重要な役割を果たす。区では、区内小中学校 38 箇所(平成 25年3月現在)に設置している。(190頁)
仮に新庁舎屋上にヘリポートを設置しようとしても「緊急離着陸場」(災害時など緊急の場合のみに利用されるヘリポート)として航空法79条と航空法施行規則75条による許認可が必要です。また日常的には屋上は出入禁止となります。運用許認可が出る保証がないことは、災害対策課の担当者も認めています。その担当者も、庁舎計画担当課の職員も「あれば超したことはない」程度の全く無責任きわまりない回答です。
ところが「世田谷区本庁舎整備基本構想(素案)」には次のようにヘリポートが記載されているのです。
イ 災害対策本部機能の強化
○必要な諸室等
地域防災計画との整合性、必要な規模、財政面などを考慮し、災害対策活動に必要 な以下の諸室等を検討していく。なお、専用の室を設けるのではなく、平時には会議 室などとしてフレキシブルに活用することを前提として、平時のみならず、発災時に 諸室がどのように機能するのか想定し、具体的に平面図を描くなどしながら検討する。
・警察、消防、自衛隊など防災関係機関の活動・待機場所
・ライフラインの確保や復旧を担う民間事業者の活動・待機場所
・他自治体支援職員の活動・待機場所
・報道機関等への情報提供、記者の取材・待機場所 ・職員の仮眠室やシャワー室
・エフエム世田谷などを活用した情報発信の場所
・ヘリポート(傍線は管理人)
9月8日に全戸配布された「区のおしらせ せたがや 世田谷区本庁舎整備基本構想(素案)特集号」の3頁「?本庁舎等の配置と構成」には「■災害時の地域内輸送拠点となる国士舘大学の広場との連続性・一体性を見据えた計画にします。」さらに(区役所本庁舎等の機能相互関連イメージ)には国士舘大学が「地域内拠点」に「区民機能」区民会館など物資の集積、地区への配送拠点と記載されています。
世田谷区地域防災計画「平成29年修正」(素案)は、下記の手続きを経ながら決まりました。
(1)05月27日の区議会災害・防犯・オウム問題対策等特別委員会に報告して了承。
(2)6月1日の区防災会議に諮り、(素案)が決定され、区報でパブコメを募った。
(3)6月20日の区議会災害・防犯・オウム問題対策等特別委員会に「国士舘大学を地域内輸送拠点」とする協定案を報告して了承。
区議会会議録には『 (5)のその他でございますが、国士舘大学との既存の協定及び実施細目につきましては、地域内輸送拠点としての物資集積や配送拠点及び区役所本庁舎の代替施設、第二順位の避難所等について盛り込み、三者協定とあわせて再締結する予定でございます。』と危機管理室副参事が説明をしていますが、議会と区民に対して誠実な説明にはなっていないことを指摘しておきます。
(4)7月26日に国士舘大学とブラシアップした協定を締結した。
世田谷区防災会議[平成24年修正] 本編では、区内の輸送拠点として定められているのは、陸上輸送基地 世田谷中央卸売市場。地域内輸送拠点 大蔵第二運動場となっています。
危機管理室災害対策課が、地域内輸送拠点大蔵第二運動場から国士舘大学に地域内輸送拠点第一順位とした主な理由は、緊急物資等の受け入れ・積み替え・配分等を行う大蔵第二運動場は本庁から遠隔地なので人的配置が困難である。国士舘大学ならば本庁の隣接地であるので人的配置及び資機材の移動が利便であるということです。環状7号線から世田谷通り、けやき通りが電柱の地下化や不燃建築物となっていないという現状は充分に把握しているが「東京都・特定緊急輸送道路」であるので都と関係機関が優先的に啓開してくれることを期待して「ベスト」ではないが「ベター」だということでした。
京浜トラックターミナル(大田区平和島2-1-1)から緊急物資輸送ネットワークによって世田谷通りとの交差点まで緊急物資等が到着する保証は、平和島の液状化、京浜急行、東海道線、東京電鉄の各線路を北上してくる事実問題として期待できないのはないでしょうか。北陸、中部、東北地方や関東近県から緊急物資等が当区の拠点に輸送されることが想定されます。
「29年(素案)修正」はパブリックコメントを締め切ってから作成しましたが、これは飽くまでも(素案)なので、29年まで色々と修正していかなければならない計画なのです。というのは政府と都の防災(震災)計画も日々修正されています。例えば、区民が自給する食糧・燃料・水は三日間であったものが、現在は七日間にして欲しいと国・都・区は訴えています。
(素案)段階の「地域内輸送拠点第一順位国士舘大学」が、恰も正式な決定事項であるが如く、区庁舎(素案)に書き込まれています。
「ヘリポート」と「地域内輸送拠点」を誰が忍び込ませたのか、管理人には区政調査権もありませんので不明です。
このようなこと(陰謀?)によって、レガシーが乱暴に破壊されることを黙っているわけにはいきません。
【参照記事】
「風雲急を告げる世田谷城秋の陣」ル・コルビュジエの弟子前川國男氏が設計した世田谷区役所が壊される
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