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平成の虚無僧一路の日記

アメリカ人の尺八家、ジョン海山ネプチューン 

2016年10月02日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



私の尺八の師は、アメリカ人のジョン海山ネプチューン。私が使っている尺八もネプチューンが作ったもの、と言うと、「なに!?」「なぁんだ」と驚きあきれ、軽蔑される尺八家もいる。今や、柔道も相撲も尺八界も外国人に席捲されている。くやしいけれど、ネプチューンは尺八界の救世主だ。尺八界は伝統と型にはまって、世の中から取り残され、風前の灯にあった。ネプチューンは、カリフォルニアの出身。ハワイ大学で尺八を聞き、日本にやってきた。尺八を習うなら京都かと、京都で都山流に入門した。しかし、「尺八という楽器はすばらしいのに、尺八の曲はつまらない」と、自分で猛練習に励み、独自の奏法を開発。オリジナル曲のレコードは芸術祭レコード部門大賞に輝いた。しかし、「外国人が芸術祭大賞?けしからん」と、日本の尺八家は彼に冷たかった。いち早く彼に教えを請うたのは、私含めて数人。私は彼から、日本人には無い発想と、テクニックを教わった。彼が次々と出すオリジナル曲のアルバムは、世界で売られ、尺八を習いたいという外国人が日本に来るようになった。するとネプチューンは忙しいので、私を紹介してくれる。外人嫌いで英語が全くダメな私だったが、彼のおかげで、たくさんの外国人と知り合い、視野が広がった。あれから30年、今や第2、第3世代の尺八家が現われ、技術の進歩もめざましい。私など、もうとても付いていけない。今はネプチューンの真似事で食べさせてもらっているようなものである。先日行われた「国際尺八フェスティバル」で、ネプチューンは、尺八で和音(ドミソ、シレソ、ドファラ)を尺八で鳴らしてみせたという。どこまでも超人だ。

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