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平成の虚無僧一路の日記

横山勝也氏の思い出 

2010年04月26日 外部ブログ記事
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と云うことは、私より13歳も年上だったのか。
私とあまり変わらない年代だと思っていた。

というのは、私が初めて横山氏を知ったのは
もう50年以上も前、昭和30年代の半ばだった。
テレビのまだモノクロの番組で、どこかの日本
家屋の中で琴と尺八の演奏シーンが流れた。
見ると尺八は、まだ前髪をたらした坊ちゃん顔の
青年だった。そしてその音色のきれいさに、目を
見張ったのを今でも鮮明に記憶している。

昭和39年、NHK・FM『現代邦楽』で、堀井小二朗、
山川直春合作の『竹の韻』が放送された。指揮は
杵屋正邦。尺八は、堀井小二朗の他は、横山勝也、
青木静夫(現鈴慕)、宮田耕八朗、村岡実といった、
当時新進気鋭の若手尺八家だった。この曲の中で
横山氏は海童道の奏法を披露し、周囲を驚かせた。

この『竹の韻』が、正に現代邦楽の幕開けだった。
そしてその年、横山、青木、山本三氏で「尺八3本会」
が結成された。

「他流派の者と合奏したら破門」と云われていた
時代に、流派を超えて結成されたことは衝撃的だった。

その第一回演奏会で、初演されたのが、杵屋正邦氏の
『風動』。以来、毎回、ムラ息、風息、重音、ダブル
・トリプルタンギング、3オクターブ上の旋律など、
従来の尺八の常識を破るテクニックが次々と披露され、
興奮と感動の時代だった。

また、この年「日本音楽集団」も結成され、横山氏
も当初メンバーだったが、7孔の宮田耕八朗氏とは
相容れず、やがて退会された。

横山氏は「NHK邦楽技能者育成会」6期(S35年)で、
筝の池上実氏と同期だったこともあって、池上実氏
率いる「土曜会合奏団」に出演されたこともあった。
私もその一員だった。池上実氏の息子が、今活躍して
いる池上真吾君。当時まだ赤ん坊だった。

その時のことを覚えておられたのか、10年も過ぎた
昭和50年頃、国立劇場の楽屋の廊下ですれ違った時、
気さくに声をかけていただいた。あれは、今でも
忘れられない感動であった。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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