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映画が一番!

夜叉 

2016年06月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

ロシアのドーピング問題で国際陸上競技連盟が
ロシアのリオデジャネイロ五輪出場を認めない決定。

スポーツ世界でのフェアな戦いは
夢物語となったようです。人間、金がからむと
何事においてもフェアプレーを忘れるようです。

今日の映画紹介は「夜叉」。
BSプレミアムで2016年6月20日(月)13:00〜放送。
以前、紹介しているので再掲です。

タイトルの「夜叉」とは、元は顔かたちが恐ろしく、
性質が猛悪なインドの鬼神だったのが、
仏教に取り入れられて仏法を守護する鬼神となったと
ありますから、本作での健さんの行動は
愛する者を守る為に、鬼神になったと言うことでしょう。

キャッチコピーは
”やさしさを、危険な香りにそめて、
男はひとり、人生はふたつ…”。

日本海に面した小さな漁港。
漁師として働く修治(高倉健)は15年前に
大阪ミナミでのヤクザ暮らしから足を洗い、
妻の冬子(いしだあゆみ)、三人の子供、
そして冬子の母うめ(乙羽信子)と一緒に
静かな生活を送っていた。

ある冬、ミナミから螢子(田中裕子)という
女が流れてきて「螢」という飲み屋を始めた。
螢子の妖しい美しさに惹かれて漁師たちが集まってきた。

やがて、螢子のヒモのヤクザ・矢島(ビートたけし)が
やって来たことから漁師たちの間に覚醒剤が広まる。
覚醒剤で妹を失った過去のある修治は、螢子に忠告する。

これに逆上した矢島は蛍子を包丁を持って追いかける。
止めに入った修治のシャツを矢島の包丁が斬り裂いた。
その時、隠し続けた背中一面の「夜叉」の
刺青がむき出しにされ、「人斬り夜叉」と呼ばれた修治の
過去はたちまち街中に知れ渡ってしまった。

そんな時、矢島がシャブの代金を
払えなくなりミナミの組長(下條正巳)に連れ去られる。
螢子は、矢島を助けてほしいと修治に頼み込む。
修治はミナミへ乗り込み矢島を取り戻したものの、
矢島は修治の弟分のトシオ(小林稔侍)に殺されてしまう。
ひっそりと漁村に帰ってくる修治。
そしてミナミに帰っていく螢子。

修治はヤクザから足を洗ったものの、
背中の「夜叉」を他人に晒したことで、
「夜叉」が目を覚ましたようです。

蛍子のために、義理も捨てて、人情にも目を背けて、
元のヤクザの世界へと戻っていきます。
昔の「夜叉」の血が騒いだのでしょうか。

何度も観たと言う人は、もう一つの特典?の
素晴らしい音楽に耳を傾けて下さい。
それは、ジャズ・ハーモニカの
トゥーツ・シールマンスが演じるハーモニカのメロディと
音楽担当のジャズ・ピアニストの佐藤允彦の
静かなジャズは健さんにピッタリですね。

ラストに流れる曲はナンシー・ウイルソンの
♪♪Winter Green And Summer Blue♪♪

監督が降旗康男で撮影が木村大作のコンビですから、
敦賀を中心とした冬の荒涼とした日本海沿岸の映像を
バックに流れる音楽に、たった一人の女の為に
命を張る健さんと三拍子揃った映画です。

でも、キャッチコピーの”男はひとり、人生はふたつ”は
健さん、欲張りすぎ?

本作での健さんと田中好子さんのペアは
最後の出演となった「あなたへ」とつながったのでしょう。

1985年(昭和60年)制作。



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健さんのよさは

yinanさん

村雨さん、今晩は〜!

健さんを好きだと言う人は俳優の前に
一人の人間として立派だからではないでしょうか。

「幸福の黄色いハンカチ」で共演した
武田鉄矢が言っています。
撮影中に健さんはみんなを励ましたり、
ほめたりしてくれる方でした。
”人間は他人に優しくすることで心が
豊かになれる”と考えていたのだと思います。

彼の座右の銘である、
「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」の言葉にも
彼の生き様をうかがい知ることができます。

2016/06/20 19:06:21

観ましたが

さん

いまひとつでした、
健さんのよさが分からない元女です。
男性ファンのほうが多いとか。

2016/06/20 13:02:42

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