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映画が一番!

殿、利息でござる! 

2016年05月22日 ナビトモブログ記事
テーマ:時代劇

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は上映中の「殿、利息でござる!」。
原作は『武士の家計簿』で知られる歴史家の
磯田道史著『無私の日本人』の一編「穀田屋十三郎」より。
だから、これは”実話”なんですね。

キャッチコピーは、
”これも世の貯め、人の貯め”。
”千両集めて、ビンボー脱出!庶民VSお上!
 知恵と勇気と我慢の銭戦が今、はじまる”。

時は、江戸時代後期の1766年。
場所は仙台藩の奥州街道沿いの寂れ果てた宿場町・吉岡宿。

藩の政策である、“伝馬(てんま)”と言う、
藩の荷物の搬入、搬出をこの吉岡宿が
肩代わりする制度のため、
百姓や町人たちの破産と夜逃げが後を絶たなかった。

町の将来を心配する造り酒屋の
穀田屋十三郎(阿部サダヲ)に、茶師で自称知恵者?の
菅原屋篤平治(とくへいじ/瑛太)がある考えを提案する。

それは、藩に千両(3億円)を貸し付け、
藩から利息を得て、利息を困っている町民に
配り、救済するというものだった。

目標額は、千両。
しかしこれが明るみになれば打ち首必至。
”ばれたら、打ち首ですぞ”
”慎重に進めましょう”と
十三郎とその弟・浅野屋甚内(妻夫木聡)等、
集まった有志の九人は、それぞれの思惑を胸に、
金のない者は、家宝、家財道具を売り、
生活費を切り詰め八年かけて、千両を貯める。

だが、次の段階は藩の財政を握る冷酷な
役人・萱場(松田龍平)を説得して、
金を借り上げてもらうという、
命をかけた仕事が残っていた。

九人の町民、藩側の殿様(羽生結弦)など、
多彩な登場人物を中村義洋監督は
それぞれのキャラクターを上手く使って、
ドタバタ騒ぎにならないように、
ユーモアたっぷりの笑いと
人間味あふれるエピソード(これが隠し味で泣けます)を
加えて見応えある群像劇としていますね。

吉岡宿の有志は、子孫に借金で
苦労をさせたくないという思いで死に物狂いでやったこと。
翻ってみれば、今の私たちは国民1人当たり約830万円の
借金があるから、これは子孫へのツケ回し。

政治家の人にはぜひ、見ていただいて借金を
減らす方法を考えて欲しい。
消費税も上げた分はいつの間にかどこかに
消えて行くようでは情けない。

公私混同の舛添知事もこの映画を見ていれば…。



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ゼニと頭は、使いよう。

yinanさん

SOYOKAZEさん、今晩は〜!

羽生君、外見は弱弱しく見えましたが、
立ち振る舞いに声がしっかりしていて、
伊達重村の役を立派に務めていました。

作者の磯田道史さんが
”羽生結弦さんとお父さんが、
僕の原作「無私の日本人」を読んでくださり、
この映画への出演を決断してくれたのは、
うれしかったですね”と言われていました。

2016/05/23 18:36:22

面白そうですね

さん

予告編を見ても、イマイチわかりませんでしたが、yinanさんの解説で興味が湧きました。
羽生君は殿様姿が似合いますが、少し弱弱しそう。(笑)
阿部サダヲ始め、芸達者が揃っているので楽しめそうです。

2016/05/22 08:06:35

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