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秋日和 

2016年04月25日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「秋日和 デジタル修復版」。
BSプレミアムで2016年4月25日(月)13:00放送。
以前、紹介しているので再掲です。

里見とんの同名小説を、小津安二郎と野田高梧が
シナリオ化して小津安二郎監督が映画化。

友人だった三輪の七回忌に集まったのは
間宮(佐分利信)、田口(中村伸郎)、平山(北竜二)の三人。
末亡への秋子(原節子)は相変らず美しかった。
娘のアヤ子(司葉子)も美しく育ち、すでに婚期を迎えていた。

よもやま話をしているうちに、年頃のアヤ子の結婚の話題に。
三人はなんとかアヤ子を結婚させようとお節介を焼くが
アヤ子は結婚はまだ早いと言う。

そんな中、間宮は会社に訪ねたアヤ子は、
彼の部下の後藤(佐田啓二)を紹介する。

間宮はゴルフ場で田口や平山に、
アヤ子と後藤は交際しているが結婚しないのは
残された秋子が心配だからだと勝手に決めつけ、
アヤ子を結婚する気にさせるため、
母親を再婚させることだと知恵を絞る。

ところが、簡単には再婚相手は見つからず、
ヤモメ暮らしの平山を立て、アヤ子を呼んで説得する。
息子の幸一(三上真一郎)と相談する平山。

”お嫁さんをもらわないかいと言う話があるんだ”
”俺のかい”
”おとうさんのだ”
”お父さんのかい、相手は誰だい”
”相手はとにかくとしてだ、お前どう思う?”
”どう思うって、相手次第だよ。俺の知っている人かい”
”隠すなよ”
”隠しはしないよ”
”じゃ誰だい、言いなよ”
”お前、三輪の叔母さん知ってるな”
”ああ、あの人、すごいじゃないか、あの人だったらいいよ”と、

平山は最初は不道徳だから再婚する気はないと言いながら、
家に帰り息子に賛成されると
再婚に乗り気になるところは、微妙に揺れる男心?を
上手く描いていますね。

さて、悪ガキ3人ならぬ、シニア3人の結婚作戦は
どうなるのでしょうか?

「晩春(1949年)」では”父と娘”の
娘役を演じた原節子さんですが
本作では”母と娘”の母親役で娘との間の微妙に揺れ動く
母親の愛情を表情や立ち振る舞いでの表現はさすがです。

小津調と言われる、
ローアングルでカメラを固定して切り返す独特の画面は
テンポが速くて、CGを多用する今の映画と比べて、
時間の進み具合が違う世界にいるようで、逆に新鮮に感じます。

1960年(昭和52年)制作。



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懐かしい風景

yinanさん

SOYOKAZEさん、今晩は〜!

母親は着物姿で、娘たちは洋服と、
当時のスタイルが良く判りますね。

障子と畳の住まいも懐かしいです。
”あなたもこれから、お母さんもいまから”と
いう秋子の気持ちを思うと複雑でした。
アヤ子のいないアパートに戻った秋子の寂しさに、
まだ、若いから再婚すればと思ったことでした。

2016/04/25 17:57:33

古きよき・・

さん

おはようございます。

古き良き日本という言葉を、思い起こさせる映画ですね。
ポスターの座る姿も美しい三人です。

2016/04/25 08:23:57

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