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映画が一番!

グランドフィナーレ 

2016年04月23日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は上映中の
「グランドフィナーレ/Youth 」。
原題の「Youth」は”若さ/元気”ですから、
本作は”若さ”を懐かしみ、人生の
グランド‐フィナーレをいかに飾るかという映画でしょう。

キャッチコピーは
”美しいアルプスのホテル、引退した音楽家と
そこに集うセレブ達が見つけた、人生の真実とは?”。
”バカンスは終わり、人生が始まる”。

80歳になり、未来への希望もなく表舞台から退いた
イギリス人作曲家で指揮者の
フレッド(マイケル・ケイン)は、
娘のレナ(レイチェル・ワイズ)に親友の映画監督の
ミック(ハーヴェイ・カイテル)と共に
アルプスの高級ホテルで優雅に過ごしていた。

ある日、エリザベス女王の使者という男が
彼を訪ねて来る。
”マエストロ、女王陛下はあなたの指揮による
「シンプル・ソング」の演奏をご所望です”
”できない”
”なぜ”
”私事だ”

フレッドの代表作を女王のために
演奏してほしいと依頼しに来たのだった。
ある理由からそれを断る。

フレッドは
”私は終わったんだ、仕事も人生も”と、
レナが段取りしたマッサージやサウナや
健康診断を淡々とこなす日々だった。
又、60年来の親友、ミックとの昔話や、
”今朝は勢いよく小便が出た”
”それは、めでたい”と、
本当は”チョロチョロ”としか出ないのに、
衰えていく身体の自慢話?などを楽しんでいた。

そんな中、フレッドが部屋に戻ると
夫のジュリアンと旅行に出かけたはずのレナが
夫に捨てられたと泣いているのを見て、
慰めるフレッドに
”パパは家族なんて眼中になかった。
音楽にすべて捧げて、何が残った?”と
責められ落ち込む。

一方、ミックも
ブレンダ・モレル(ジェーン・フォンダ)に主演を
断られたミックの映画が製作中止に追い込まれる。
ガックリする二人。

”つまり、私は無意味に歳を重ねてきたのか
自分を愛せないまま”と、
嘆くフレッドに、ミックは
”バカを言え、お前の音楽は驚きや
新しい感動をもたらした”と鼓舞する。
”君は正しいよ、私が理解できるのは音楽だけだ”。

フレッドはミックと娘のレナやホテルの滞在客との
交流を通し心境に微妙な変化が起きるのを感じる…。

監督がイタリアのパオロ・ソレンティーノですから、
美しいアルプスの景色と音楽と人生を
上手く組み合わせていますね。

私が一番気に入ったシーンは、
フレッドが、カウベルをつけた牛や羊がのんびりと
エサを食んでいるのを見ながら、タクトを振ると
鳴き声とカウベルや鳥の声が見事に
ハモってオーケストラになっていました。
もう一つは女性シンガーにして女優の
パロマ・フェイスが本人役で登場しますが、
彼女のセクシーパフォーマンスには目が点になりました。

歳を重ねると自分の人生を振り返り、
自分の生き様はどうだったか、
折りに触れて考えることがありますが、
考えてみれば、過去だけなく、
まだこれからの未来も残っているのですから
皆さん、
”若さ”を取り戻してグランドフィナーレを飾りましょう。



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マイケル・ケイン

yinanさん

YUHUA38さん、今晩は〜!

マイケル・ケインは1933年生まれで、
去年制作の映画ですから、
出演時は82歳でこれだけの演技ですから、驚きです。

彼の映画では、アカデミー賞で助演男優賞を受賞した。
「サイダーハウス・ルール」が印象に残っています。

2016/04/23 18:38:01

役者さんが…

さん

いいですね〜(^^)
マイケル・ケイン(バットマンのアルフレッド)、ハーヴェイ・カイテル、レイチェル・ワイズ♪

2016/04/23 15:47:28

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