メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

平成の虚無僧一路の日記

多田富雄氏逝去 

2010年04月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


免疫学の多田富雄氏が死去 能にも造詣(共同通信) - goo ニュース

免疫学の多田富雄氏が逝った。一面トップのニュースに
なるかと思ったが、マスコミは意外と小さな扱いだ。

人間には、病気に対する抵抗力、自浄作用がある。
それを掌る T 細胞を発見して、世界の注目を浴びた。

ところが、脳梗塞で倒れ、手足も言葉も不自由になってからの
生き様が、H17年、NHKスペシャルでとりあげられた。
私はそれを、偶然にも、再放送と2回見た。

番組名は「脳梗塞からの“再生”免疫学者・多田富雄の闘い」。

NHKからの取材要請に、「ありのままを報道して構わない」と、
だらしなく涎をたらす姿をさらけ出しての映像に衝撃を覚えた。

不屈の努力によって、わずかに動く左手指でパソコンを打ち、
会話だけでなく、「能」の新作に取り組まれた。そして上演
されるまでのドキュメントだった。

テーマは「原爆」。原爆で亡くなった人たちの霊が、自分に語り
かけてくるのだという。言葉を失った人が、霊魂の叫び、天の声
を聞けるようになったという話は、私は他にも知っている。

信じない人もいるが、医学博士の多田富雄氏が言うのだ。その魂の
叫びのような『能』に私は圧倒された。世阿弥もそうではなかった
かと思える。『能』は精霊の声なのだ。

五木寛之も、『親鸞』を書くにあたって、「私が書くのではない。
親鸞がそう書けと私に言っている」のだと。
梅原猛も「世阿弥が私に“書け”と命じている」と言っている。


あの世とこの世をつなぐ代弁者でもあった多田富雄氏が 76歳で、
この世でのすべての役割を果てして、生涯を終えた。氏の言葉

「死ぬことなんかたやすい、生きたままこれをみておけ、
 地獄はここだ、遠いところにあるわけではない、ここなのだ・・・」

「何もかもうしなった。それを突き詰めると、何かが見える」と。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

 「60代の日記」ランキングです。クリックお願いします





]]>

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ