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ビルマの竪琴 

2016年03月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「ビルマの竪琴」。
BSプレミアムで2016年3月17日(木)13:00〜放送。
以前、紹介しているので再掲です。

白黒で1956年(昭和31年)制作。
原作は竹山道雄の同名小説を市川崑監督が映像化。

1945年7月、ビルマ(現在のミャンマー)で、
日本軍の戦況は悪化の一途をたどっていた。
物資や弾薬、食料は不足し、
連合軍の猛攻に状況は悪化するばかりだった。

日本軍のある小隊では、
音楽学校出身の井上隊長(三國連太郎)が
隊員に合唱を教え込んでいた。
隊員達が歌うことによって隊の
規律を維持して団結力を保つためだった。

隊員の中でも水島上等兵(安井昌二)は特に楽才に優れ、
ビルマ伝統の竪琴「サウン・ガウ」の演奏は得意で
さらに、水島はビルマ人の扮装もうまく、
その姿で斥候に出ては、状況を竪琴による音楽暗号で
小隊に情報を知らせていた。

やがて日本は無条件降伏する。
小隊は捕虜となり、捕虜収容所で労働の日々を送る。
一方、山奥の「三角山」では降伏を拒否する小隊が戦っていた。
その小隊を助けたい隊長はイギリス軍と交渉し、
降伏説得の使者として、竪琴を携えた水島が赴くことになる。
しかし、彼はそのまま消息を絶ってしまった。

水島は何故、僧侶になり、
何故、ビルマの残ることを決意したのだろうか?

小隊が明日、帰国するという時に僧侶姿の水島が
収容所の鉄条網の前に現れ、仲間と対面する。

水島の肩のオウムが喋りますね。
”オーイ ミズシマ イッショニ ニッポンニ カエロウ”
仲間たちは、
”おい お婆さん届けてくらたらしいよ、俺たちのオウムだ”
”よく見ろ 違うんじゃないか”
”水島はあんな ぼやーっとした顔じゃない”
”やっぱり人違いかなあ”
”ともかく歌ってみようか”
♪♪ 埴生の宿も わが宿 玉のよそい うらやまじ
 のどかなりや 春の空 花はあるじ 鳥は友
 おお わが宿よ たのしとも たのもしや ♪♪

すると、歌に合わせて竪琴を奏でる水島。
”水島!よかったなあ とうとう戻ってきて!”
”水島 我々は明日 日本へ帰るんだぞ!”
”一緒に日本に帰ろう!早く入って来いよ!”
”いったい どうしたんだ 訳を言えよ!”

水島は無言で又、竪琴を弾き始める。
その曲は ♪仰げば尊し♪。
彼は涙ながら弾き終ると、一礼して霧に中へ消え去る。
このシーンには泣けましたね。
”今こそ別れめ!いざ、さらば”のメッセージには
何度見ても、同じ場面で涙を流している自分がいます。

帰国の日、水島からの今までの経過を書いた手紙と
オウムが小隊に送られて来る。
手紙を読んで、涙する彼らに、オウムは喋る、
”アア、ヤッパリジブンハ、カエルワケニハイカナイ”と。

1956年アカデミー外国映画賞にノミネートされ、
ヴェネチア映画祭サン・ジョルジョ賞受賞。



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リメイクしたカラー版も良かったです。

yinanさん

藤の花さん、今晩は〜!

私も録画してDVDにしていますが、
見るのは、再放送の時だけです。

♪♪埴生の宿♪♪をはじめとする美しい調べが心に響きます。
と同時に戦争の悲惨さを浮き彫りにしています。
でも、今の若い人は見ないでしょうね。

2016/03/17 20:21:24

VTR

藤の花さん

VTRテープ保存版あり何べん見た事でしょうか。
また見直します。

2016/03/17 10:20:24

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