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平成の虚無僧一路の日記

尺八の尻で吹く 

2016年02月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



さてさて、尺八の尻でほんとに音曲が吹けたのか? 私は長い間疑問だった。ジョン・海山・ネプチューンが「逆八(ぎゃくはち)」と言って、尺八を逆さにし、管尻で吹いてみせ、観客を驚かすパホーマンスをやってくれた。彼はトランペットを吹く要領で鳴らす。そして見事にジャズのフレーズを吹く。私は、「こうやって吹けばいいのか」と感心したものだった。ところが最近「三節切(みよぎり)尺八」を入手して、さらに謎がとけた。大鳥逸平の時代(1600年=江戸時代初期)の尺八は、まだ根っこの部分が無かった。細い箒の柄のようなものだったのだ。これなら、確かに、逆からでも吹ける。これで一件落着。昨日、飴色の「三節切り」がオークションに出ていた。歌口も入れてない。竹を切ったまま。中に漆も塗っていない。もしかして、江戸時代初期の本物の「三節切り」かも。16,500円で「parapin5jp」さんが落札した。私は5,000円止まりなので、落札できなかった。残念。大鳥逸平の話からか、尺八はあぶれ者のシンボルとなった。でも箒の柄のような細く短くてはちょっと“サマ”にならない。そこで「脇差同様の1尺八寸」になり、さらに、竹の根っこのゴロ節を使うようになって、「太く堅く、喧嘩道具にも使える尺八」になったという説もある。私はこれまで、この説を笑い飛ばしてきたが、大鳥逸平の話を知って、これも事実かもと思えるようになってきた。室町時代の「一節切り(ひとよぎり)」は1尺1寸(33cm)と短かった。江戸時代初期の「三節切(みよぎり)」は1尺六寸(48cm)。尺八が1尺八寸(54cm)になるのは、江戸半ば1700年頃なのだ。「尺八は長さ1尺八寸だから“尺八”」という説は、江戸時代半ばからなのだ。いかがかな?

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