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平成の虚無僧一路の日記

尺八を尻で拭く?! 

2016年02月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「尺八を尻で拭く」とは けしからん。いや「尻で吹く」という話。名古屋の久屋町に、白木屋伝治郎という尺八の名人がいた。 ある日のこと、伝治郎の門前に虚無僧が来て尺八を吹いた。それを聞いていた伝治郎は「下手くそ!わしなら尻でも吹ける」と侮蔑した。虚無僧は怒り、「では尻で吹いてみろ」という。伝治郎は、尻をまくり、尺八を逆さまにして、管の尻より、『鶴の巣ごもり』、『六段』などを吹いた。虚無僧は、恥じて逃げていった。 という話。実はこの話は他にもある。江戸時代の初め、大鳥逸平という侠客がいた。歌舞伎者、バサラの代表格で、旗本の中間小者等 2,000人を配下にして徒党を組み、悪さをした。そのため、慶長17(1612)江戸の西、高幡不動 で捕らえられ、磔の刑に処せられた。時に25歳。この大鳥逸平、なかなか剛毅な男で、処刑される前、こんな話を捕吏に語って聞かせていた。 わしのところに虚無僧が来て、下手くそな尺八吹くもんだから、 「そんな程度なら、わしは尻でも吹ける」とからかってやった。 そしたらその虚無僧、真っ赤になって怒り、「そんなら尻で吹いてみろ。 吹けなんだら、貴様のその腰の物をいただく」という。それで「わしが 吹けたら、おまえのその吹き料(尺八)をもらおう」と喧嘩になったサ。 周りに大勢人が集まってきて、どちらが上手いか判定してもらうことになった。 サァ、わしは尻で吹いてみせたら、わしの方がよっぽど上手だった。と。いぶかる捕吏に、大鳥は「はっはは、尺八をひっくり返して管尻で吹いたのよ」と、笑いとばした。今まさに、処刑されるという時にもこの豪快磊落さ。こんな話から、「白波五人男」など、旗本の次男三男のあぶれ者が、みな尺八を持ってあばれ、歌舞伎の題材になったのである。尺八は歌舞伎者、ばさら者、あぶれ者のシンボルだった。

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