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平成の虚無僧一路の日記

伝統文化の継承とは 

2016年02月15日 外部ブログ記事
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以前、ある小学校での「伝統文化に触れる会」に招かれた時のこと。前半は、重要無形文化財保持者、能管の藤田六郎兵衛氏。六郎兵衛氏は尾張藩お抱え能の笛方を務めてきた藤田流第11世家元。名古屋では結構知られた有名人だ。所持する能管は、藤田家に 400年伝わるもの。「先祖代々受け継がれ吹かれてきた。これを次世代に、さらに100年後へと伝えていく使命がある」との話に、児童たちも真剣に耳を傾ける。ご自身は、名古屋音大の声楽科を出ており、異分野とのコラボなど幅広く活躍されているが、400年来伝承されてきた姿勢は                                               崩さないという強さがからだ全体から溢れ出、説得力がある。さて、能管に対して尺八は全く対照的だ。尺八の形状も時代とともにどんどん変わっている。1000年以上昔の古代尺八、600年前の「一節切(ひとよぎり)」江戸時代初めの「三節切(みよぎり)」。近代の7節尺八も、5孔から7孔。中の形状も音の鳴りもどんどん改良されている。そして吹く曲も時代とともに変わっている。曲の寿命は100年だ。『春の海』でさえ、作曲されてから80年が経ち、正月でも稀に聞く程度。一般の認知度はずいぶん怪しくなってきた。その一方、藤原道山はじめ、若手が洋楽器とのセッションやロック、ジャズ、ニューミュージックの世界で活躍している。50年前の尺八は、音律が違うので、洋楽器とは合わせられない。こうして、尺八は時代とともに変わることで、楽器としての命脈を保っている。古典曲しか吹かない、またその姿勢を崩さない藤田六郎兵衛氏と、リクエストに応じてホイホイと「嵐」の『Happines』を吹いた私。「伝統文化に触れる会」で、児童たちにはどのように受け止められただろうか。

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