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平成の虚無僧一路の日記

ルース・ベネデイクト『菊と刀』 

2015年11月19日 外部ブログ記事
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断捨離で本を処分中。捨てる前にもう一度読み返してみた。                         この本は昭和23年、私が生まれた年に発行されたもの。
[ルース・ベネディクトの『菊と刀――日本文化の型』]

アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトが1946年に出版。                                  彼女は一度も日本の土地を訪れることない。参考文献と日系移民への                               インタビューによって、日本文化と日本民族の気質をを書き上げた。                                                   というから驚き。内容は宗教観から子供のしつけ方まで実に多岐に                                          わたっている。
西欧文化は自律的な『罪の文化』であるとし日本文化は他律的な                                                   『恥の文化』であると定義した。西欧人は神と一対一で向かい合って                                      『内面的な罪悪感』によって自律的(自発的)に善悪を判断するが、                                        日本人は『外面的な世間体(恥を恐れるプライド)』によって、他律的                                 に善悪を判断する。日本人は、その行為を悪いと思うか否かではなく、                                        周囲の者が『自分のことをどう評価しているか?自分のことを軽蔑したり                                     批判していないか?』である。と、なるほど言われてみればそうであった。                            今はだいぶ違ってきた。
「菊」とは、「美を愛好し、菊づくりに丹精をこめる文化」。「刀」とは、                                「刀を崇拝し、好戦的である」という、この『日本人の矛盾した二面性』を                              象徴的に表現するために「菊と刀」というシンボルを題名にしたという。                                             『日本人は類例のないほど礼儀正しいが、同時に、この上なく不遜で                                             尊大である』という風に日本人の二面性を鋭く突いている。 
戦争中、兵隊は徹底して「天皇崇拝」を叩きこまれ、「天皇陛下のため                              命を投げ打つこともいとわず」だったが、捕虜になると手の平を返す                                       ようにアメリカ軍に協力した。「天皇のために一億総玉砕」のはずが、                             「終戦の詔」であっさりと全面降伏し、「自由、平等、平和」を声高に唱え、                                占領軍に媚を売る。この豹変ぶり、日本人の節操に無さは、私も                                 不思議に思える。

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