じゃばのひまつぶし

「あい、永遠に在り」 

2015年11月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし・生活

高田郁の小説「あい、永遠に在り」は幕末から明治初期にかけて、夫と波乱万丈の人生を生きた女性(あい)の愛情物語。

身分制度の厳しい時代に、富農出身とはいえ身分の低い医者から士分に取り立てられた夫(関寛斎)とともに今の千葉県から四国の徳島へ移住、人望と嫉妬の世界、10人以上の子供を産み、半数近くを失う人生。

四国で一生を終えると思ったが、夫婦とも70歳近くになって、夫は息子が赴任した北海道で医師の仕事をしようと移住を決心するが、厳しい自然のために妻を置いて行こうとする。

しかし、あいは「あなたが美しいと言う北海道の地を私も見たい」とついていく。夫の立派さと妻・あいの潔さ。明治初期のまだ開拓も緒に就いたばかりの未開の地に70歳近くになっていく勇気とエネルギーに感動。

妻は北海道で亡くなるが、夫は今のトマムを開拓した初期のメンバーとして貢献。記念館もあるらしい。明治はこういう多くの立派な市井の人たちで築かれたと思う。

一昨日、トマムリゾートが中国企業に買収されたという新聞記事を読んで、「あい」の人生と行ったことのない北海道トマムの地の歴史を思った。
ブックオフで108円で買った小説。すごい感動をもらった。

(引用)小説を家内が知人に貸し出し中のため、夫の名前がうろ覚えで、Amazonなどを見ているうちに下記のサイトに行きつき、引用させてもらいました。高知と思ってましたが、徳島でした。
http://www.senior-navi.com/user/blog/diary_chg.php?id=413007
夫の晩年は穏やかではなかったようです。



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エミリアさん、こんにちは

じゃばさん

雪の質がスキー向きでオーストラリアや外人に人気と聞いたことがあります。新聞を見て星野リゾートから中国企業へ、何代目かの移籍でしょうが、世の中変わるなあと・・・(写真でしか見たことない)

女性の側から見た偉人伝は、人生模様がより深く見えるような気がします。所詮、男は女の手のひらの上で動いているだけという話がありますが、その手のひらを支えにしているからかも。

2015/11/14 09:52:32

雲海カフェ

さん

おはようございます じゃばさま
トマムは星野リゾートになる前に一度行って名物?の雲海カフェ
に行きました 千歳空港からは意外に近いので ますます 中国の
人達で溢れかえるね〜 その本面白そうですね メモメモ♪
また ご紹介下さいませね 今 群馬の温泉です (^^)

2015/11/14 08:42:58

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