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平成の虚無僧一路の日記

慶長期の尺八の絵 発見 

2010年12月26日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



月刊誌『自遊人』の H23年1月号に、「お茶の特集」として、
『二条城内風俗図』が掲載されている。松本市にある「(財)
日本浮世絵博物館」が所蔵する6曲屏風絵。私としては、
初めて見る。ネットで検索しても出てこない。

「慶長期の二条城内の図」らしいが、風呂や茶を楽しむ人、
縁側で酒を酌み交わす人、鼓に合わせて舞に興ずる者、
そして、庭では、三味線と尺八に合わせて、20人ほどの人が
踊り狂っている。三味線は一丁だが、尺八は二人。その長さが
長短違う。絵師は長短を正確に描いたのか、長さは気にせず
描いたのかは不明だが、一管は明らかに長い。1尺8寸か、
それ以上、2尺位ある。

踊りの様子から見て、結構テンポの早い、メロディックな
曲と思われる。尺八は、室町時代は1尺3寸ほどの短い
もので、田楽舞のような中世歌謡を吹く楽器だったのが、
江戸時代半ば以降、虚無僧たちによって、次第に長くなり、
ノーリズムのゆったりした本曲になったと、私は考えている
が、この「風俗図」は、すでに慶長期に、長い尺八があり、
短管と二重奏で合奏していたことを示す。

狂言の『楽阿弥』は、「長短の尺八で吹き合わせる」とあり、
それを裏付けるような絵である。

月刊誌『自遊人』は、「自分の人生を積極的に楽しむ人の
ための情報誌」とか。ネットで注文できる。 「感動・本物・
癒しをテーマに、旅、食、空間、モノ等、“楽しそうなこと”を
提案する」雑誌だそうだ。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

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