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LOVERS 

2015年02月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日の映画紹介は「LOVERS」。
BSジャパンで2015年2月27日(金)20:00〜放送。
2004年8月に見た時の感想文です。
以前に紹介しているので再掲です。

張芸謀(チャン・イーモウ)監督が、
前作『HERO』に次いで制作した武侠映画。
中国映画で中国語のタイトルは「十面埋伏」です。
”埋伏(mai fu)"は”待ち伏せする”なので、
四方八方に伏兵が潜んでいるという意味ですね。

日本での題名は「LOVERS」ですから
“待ち伏せ”より“LOVERS”の方が内容にピッタリです。

チラシを見ると、
“三つの愛が三つの武を謀る!
『HERO』を凌ぐ耽美派武侠活劇”とあります。
この映画はこの言葉に集約されています。

物語の舞台は、唐代の中国。
楊貴妃を迎えた玄宗皇帝のもと、国は乱れ、朝廷を
討ち滅ぼそうとする最大勢力「飛刀門」と、
守ろうとする者たちの激しい対立が続いていた。

朝廷への復讐を企てる盲目の踊り子の
小妹(シャオメイ)/(章子怡(チャン・ツィイー)に、
一人の官吏・金(ジン)/(金城武)素性を隠して近づき、
もう一人は反乱組織を討伐するよう命を受けた
捕吏(罪人を捕まえる役人)の
劉(リウ)/徳華(アンディ・ラウ)は
小妹が反乱組織の前頭目の娘と睨んで捕縛する。

互いに仕組んだ罠の中で出会った三人の男女。
2人の男と1人の女のあいだには、
それぞれの策略と思惑と愛とが交じり合い、
壮絶な最後に導かれて行く。

とにかく、ワイアーアクションによる
壮絶な活劇(チャンバラ)と画面の色彩の鮮やかさは
まるで夢幻の世界のようで、さすがイーモウ監督の映像美!

さらに目を奪われるのは、
フォ・ティンシャオとワダエミによる背景の美術と衣装。
中でもチャン・ツィイーが遊郭で
蝶のよう舞踊る姿の美しさには、
完璧に酔いしれました。その上、盲目の武術家としての
アクションにも目を見張りました。
中国語の勉強をしている人には必見の映画です。

P.S
前に紹介した健さんの「単騎、千里を走る。」の
監督もチャン・イーモウですが、
私としてはやはりアクション映画の方に
軍配をあげたいです。



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