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風立ちぬ 

2015年02月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:アニメーション

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「風立ちぬ」。
日テレ系で2015年2月20日(金)21:00〜放送。
テレビ初放送。
2013年7月に観た時の感想文です。

宮崎駿監督が
「崖の上のポニョ」(2008年)以来、5年ぶりの作品。
ゼロ戦設計者として知られる堀越二郎と、
同時代に生きた文学者・堀辰雄の人生を
モデルに生み出された主人公の
青年技師・二郎(声:庵野秀明)の物語。
キャッチコピーは「生きねば」。

宮崎監督の作品は目に見えない風を上手に
画面に描きますね。
見えない風を見えるように雲の流れ、樹々のそよぎ、
草原の草と音に乗せて描いています。
(メ・ん・)?何と言うか、感覚的に捉えるのがうまい。

そうか〜、だから劇中に童謡の「風」が
使われているのですね。
”誰が風を 見たでしょう 
僕もあなたも 見やしないけれど
木の葉を ふるわせて風は通りぬけてゆく ”。

幼い頃から空にあこがれていた二郎は
震災の混乱の中で、少女・菜穂子と出会う。
やがて飛行機設計技師として就職し、
その才能を買われた二郎は、
同期の本庄らとともに技術視察でドイツや
西洋諸国をまわり、見聞を広めていく。

そしてある夏、二郎は避暑休暇で
訪れた山のホテルで菜穂子(声:瀧本美織)と再会。
やがて2人は結婚する。

ゼロ式艦上戦闘機の設計者となる二郎が
自分の夢の中で
イタリアの設計者・ジャンに・カプローニと
色彩鮮やかな明るい世界で会うのは
関東大震災や経済不況に見舞われ、
やがて戦争へと突入していく1920年代の暗い世界の
裏返しで、監督はそこに自分の世界を
託していたようです。

題名は「風立ちぬ、いざ生きめやも」という
皆さん、ご存知の有名なフレーズから来ています。
これはポール・ヴァレリーの詩である
『海辺の墓地』の一節を堀辰雄が訳したもので、
彼の中編小説のタイトルである「風たちぬ」と同じです。

正確にそして精密に描かれた当時の建物や乗り物に
軽井沢の美しい景色や花々に実写では
味わえないアニメーション映像の迫力には感動しました。
これだけでも見る価値はありますね。

又、飛行機のエンジン音やプロペラ音などの効果音を
人の声で作り上げるなど、
監督の感性が紡ぎだす世界に引き込まれました。

挿入歌の荒井由実さんの「ひこうき雲」も
映画にピッタリでした。
♪♪空に憧れて空をかけてゆく
 あの子の命は ひこうき雲♪♪

お孫さんと一緒にぜひ、観て下さい。



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風に乗って

yinanさん

SOYOKAZEさん、こんにちは〜!

詩情あふれる映画です。
ゼロ戦という戦争の武器を作った主人公を、
戦闘機ではあるが、本当はただ、美しい飛行機を
作りたかったのだと言いたかったのでしょう。

風に舞う、紙飛行機に監督の願いが託されて
いるように思えました。

2015/02/20 14:19:23

良さそうですね

さん

おはようございます。

「風立ちぬ」大人も子供も、それぞれが心に何か残せそうな映画の様ですね。
ポスターの帽子を押さえる男性でも風を感じました。

トトロの、青い田んぼの上の空中散歩でも風を感じましたねぇ。

2015/02/19 08:05:20

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