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「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ
行田ウォーク
2014年12月13日
テーマ:国内旅行・ウォーキング
今日の関東は、冬特有の真っ青な空。空気がからからに乾燥している証拠です。
ごく普通の冬日には、埼玉からは、野州や上州の山々がくっきり見えるのですが、今日は、あまりにも冬将軍の勢力が強すぎるようです。
男体付近にも、赤木の山にも、そして榛名にも、谷川岳など上越の国境に聳える山々を越えて雪雲の切れ端が押し寄せてきているらしく、あまり良く見えません。
地元のウォーキングクラブの例会に参加してきました。
今日の目的地は行田。
行田といえば、足袋、と言われるほど、往時、行田には足袋の製作所が数多存在し、「足袋長者」もたくさんいたと言われています。
秩父鉄道の行田市駅の改札口を出ると、待合のための椅子が置かれています。その椅子には、どなたかがお作りになって寄付したものと思われる座布団が敷かれてありました。
なんと、その座布団には、足袋が描かれているではありませんか。こういう工夫っていいですよね。「足袋の街に着いた」という実感がわきます。
よくみると、足袋には欠かせない「こはぜ」までちゃんと着いています。
まずは、「行田市郷土博物館」で、行田の歴史について学びました。
行田は、城下町でもあり、その中心にあったのが忍城(おしじょう)。
秀吉の小田原北条攻めの際、関東にあった様々な北条方の城のうち、小田原城開城まで落ちなかったのは、忍城のみ。石田光成が、秀吉の真似をして水攻めをし、失敗したことで有名です。
その経緯については、映画「のぼうの城」で、全国的に、そこそこ有名になりました。
博物館を出て、辛亥銘の鉄剣が出土したことで有名な稲荷山古墳のある「さきたま史跡の博物館」まで歩きました。
歩きながら、熱々の行田名物「ゼリーフライ」を頬張り、皆、童心に帰ったよう。
「ゼリーフライ」も、少しは有名になりつつありますが、ご存じでない方の方が多いと思います。
甘いお菓子の「ゼリー」をフライにしたものではないんですよ。私も、最初はそう思いましたが、違うんです。衣のないコロッケといった感じかな、これが、とってもおいしいんです。
説明が下手過ぎるなあ、分かりませんよね。
興味のある方は、「ゼリーフライ」でネット検索をお願いします。
(かなりの手抜きで、恐れ入ります。写真があればよいのですが、懐かしさのあまり、撮るのも忘れて食べてしまったのです。重ね重ね恐縮です。)
古墳群の規模は、関西とは比べものになりませんが、残存する古墳の中で一番大きな丸墓山古墳は、光成が本陣を置いた場所。そして、水攻めに使った「石田堤」が残存している貴重な場所。
古墳の頂からは、忍城方面がくっきりと見渡せます。水攻めの際は、とてつもない規模の人造湖が出現したことがよく分かります。
博物館では、解説ボランティアさんから、とても細かいご説明をいただき、皆、帰宅予定の時間を忘れるほど。
市内循環バスに乗って、JR行田駅まで出て、帰宅の途に着きました。
このバスの料金は、たったの100円、外税の百均の店よりも安いのに、駅に着くまで、私たちの貸切状態でした。
写真は、行田市駅の足袋をモチーフにした座布団。
そして、丸墓山古墳。
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