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平成の虚無僧一路の日記

『名古屋叢書』第21巻 随筆編(4) 

2014年11月26日 外部ブログ記事
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『名古屋叢書』第21巻 随筆編(4) p.372
「感興漫筆」 29  
文久2年 閏8月末より 若宮八幡宮境内にて、虎の見世物が出る。
木戸代48文。 中でさらに8文を取りて、虎の芸を見せる。
天竺国の境、交趾(ベトナム)で捕えたたる虎なり。紅毛人ウイスと
いふ者 横浜へ持ち来たりしを 伊勢松坂の鳥熊といふ者 買取りて
見世物にす。「これまで おいおい来たものは皆 豹(ヒョウ) なり。
真の虎が、渡ってきたのは、このたびが初め 」 と云う。
虎は 巾9尺(2.7m)、奥行き4尺(1.2m)の 鉄格子の檻に入っていて、
養虎者が 棒を叩いて、「寝よ」と言えば、仰向けに四足を上に上げて寝、
「起きよ」と言えば起き。「座れ」と言えば座り。「左手を出せ」と棒を
差し出せば、棒の上に左手を掛け、「右手を出せ」と言えば、また
同じようにする。「唸れ」と言えば、口を開け、爪を起こし、養虎者に
向かって飛びつくがごとくにして「フーフー」といふ。
虎身の大きさ牛の如く。長さ7尺(2.1m) 、背高 3尺5寸(1.05m)、
目方 75貫目(270kg)。
 
右、同時に唐鳥類の見世物あり。木戸代25文。大鷲を第一とし、
白のオウム、異国産ゆえ まだ、和語を言ふことできず。
猩猩インコ、純赤で美。 青インコ。 達磨インコ、止まり木に
止まって動かないので達磨といふなるべし。緋インコ、その他
十数種あり。 鳳鳥なりとて函に納められた剥製もあり。
 
 

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