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yukiの一人歩き

秩父巡礼の合間 

2014年10月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


  巡礼の時は、長い時間歩いているものだから、面白いことにも遭遇する。昨日の後半、娘に促されて、電車をやめて歩いたことは書いた。約2時間の道で、国道を歩いて行った。立派な歩道が付いているので、歩きやすかったのだが、所々でこれがなくなってしまう。そんな時には、「ここら辺りには学校がないんだよ」なんて話をする。国道を離れて、側道に入ろうとした所で、母娘らしい二人連れが、立ち止まって不審げな顔をしていた。我々が通り過ぎると、「29番はもっと向こうだよね、どこ行くのかね」という話し声が聞こえた。「ここいらを歩いて、30番に行く人は居ないのかな?」と、娘と話して笑った。確かに、この道を歩いている人は殆ど居ない。そのうちに、車は比較的通ることに気づいた。それも、熊谷ナンバーだけではなく、時には、習志野、千葉、春日部なんていうのが続けて走り去った。「あれは、間違いなく30番帰りだな」と話しあった。「アッ、また、30番帰り」車といえば、汽車の形の幼稚園バスに追い抜かれた。暫く行くと、道の横で停まっていた。何してるんだろう、と娘に言うと、時間待ちかもしれないよと、往年の先生が言った。札所への坂を登っている時に、このバスに再び追い越された。そして、すぐ戻ってきた。更に登って行くと、子供の声がした。「やっぱり時間待ちして送ってきたんだ」謎が解けたようで、ホッとした。

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