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映画が一番!

ザ・テノール 真実の物語 

2014年10月18日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、今晩は〜!
今日の映画紹介は上映中の
「ザ・テノール 真実の物語」。

いやぁ〜!久しぶりに大泣きしました。
100年に1人の声を持つと言われた、
韓国人テノール歌手の実話を基に映画化。
声を失った韓国人オペラ歌手と
日本人の音楽プロデューサーの友情を描いた日韓合作。

オペラ歌手、ベー・チェチョル(ユ・ジテ)は
繊細で力強い歌声〈リリコ・スピント〉を持ち、
オペラの本場ヨーロッパで
「100年に一人の声を持つテノール」と賞賛されていた。

冒頭、豪華絢爛の舞台で歌う、
「誰も寝てはならぬ」(トゥーランドット)の
(オペラに疎い私は多分、この曲だと思ったのですが?)
その声量に圧倒されました。
チェチョルが喝采を浴びる姿は彼の成功の証。

又、家に帰れば愛する妻のユニ(チャ・イェリョン)と
一人息子に囲まれた幸福な日々を送っていた。

そんななか、沢田幸司(伊勢谷友介)と
名乗る日本人の音楽プロデューサーが出演依頼に来る。
彼の歌声に惚れ込んだ沢田は、
ぜひ日本で出演して欲しいと頼み込む。

日本での公演は大成功。その打ち上げで、
沢田のアシスタントの美咲(北乃きい)は
ギターの弾き語り、歌うのは、
「リナルド」の「私を泣かせてください」の
ギターアレンジバージョン。

う〜ん!これ程、北乃きいはギターも歌も上手かったのか。
知らなかった。

ここで、沢田は子供の頃から音楽に支えられて
きたことをチェチョルに伝える。
お互いに理解し、心が触れ合った事から、
”友達?”
”ああ、沢田さん”
と、この日以来、二人は固い絆で結ばれる。

前半の華やかなシーンから後半は一転します。、
「オテロ」のリハーサル中に倒れるチェチョル。

”甲状腺がんです。再び歌うことは不可能です。”
”夫は歌手です。オペラ歌手なんです。”
”命と歌、どちらが大事だと?”

絶望…。
声を失って焦りと苦悩に陥るチェチョル。
彼の危機を知った沢田は
”もう一度舞台を目指そう、諦めないと言っただろう。”
と、彼に手を差し伸べる。

これ以上、書くとネタばらしになるのでこの辺で…。

この映画で改めて認識したことは、
人間が進化して手に入れた声(voice)の素晴らしさ。
声は単なるコミュニケーションの手段だけでなく、
音階とヴォリュームを持つと人の魂を揺さぶる
別の物に変わることですね。

ストーリーも良く練ってありました。
沢田が資金繰りに苦労しているとか、
チェチョルの成功を妬む、パートナーのオペラ歌手
メリーナー(ナターシャ・タプスコビッチ)を
配する等、起伏があり単なる音楽映画に
なってないところも良かった。

劇中、実にたくさんの楽曲が歌われています。
この機会に彼のCDを買って、聞くつもりです。

最後に、チェチョルがカムバックして
舞台で歌う○○○に大泣きしました。
多分、この場面で泣かない人はいないでしょう。

○○○は映画で鑑賞して下さいね。
監督はキム・サンマン。



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手術は

yinanさん

SOYOKAZEさん、こんにちは〜!

手術をするのは、
京都大学名誉教授の一色信彦医師。
彼の甲状軟骨形成手術を受けますが、
この手術シーンも良かったです。

普通にやっては息が漏れるので、
軟骨を音を出しながら修正していきます。
こんな方法もあったのですね。

2014/10/18 11:56:25

感動作

さん

こんにちは〜

yinanさんが大泣き!
それほど、感動的だったのですね。

オペラ歌手が甲状腺という、声帯に近い場所を手術、これは歌手生命の危機で、なんでよりによって、ここなんだ!と絶望の淵に立たされた事でしょう。

そこに友情が絡んで復帰と来れば、こうして今、文字を打っている私の目も霞みます。

2014/10/18 10:49:37

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