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じいやんの日記

鳥取の思い出 

2014年09月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:日記

スターバックスコーヒーがついに鳥取県に!
スターバックスコーヒーは全国46都道府県に1,000店舗以上で初上陸から18年目で鳥取県に進出し、日本全国出店となります。
そんな話題で、思わず思い出した鳥取の思い出を一つ

今から45年前のことです。
鳥取の砂丘が無性に見たくて、神戸から2泊3日で旅行しました。
その時代に海外に行くなんて事は夢の中の話なので、砂漠の雰囲気を味わいたい欲望が、砂丘に変わっただけでした。
真夏の鳥取砂丘は、ただただ暑くて、砂の上を歩くのも大変で、熱風が焼きつけるような感じでした。
20歳の若者二人が、砂丘を抜けて波打ち際で、水着に着替えて、泳ぎ始めたのですが、観光客で一杯の砂浜ですが、泳いでいる人は私達だけで、注目の的でした。
夕方近くまで砂浜(狭い砂浜)で遊んだ後に、駐車場近くのお店に行って、水を分けて貰いました。
そうです、テントを張ってキャンプです。
薄給の若者がホテルや旅館を利用するなんて・・・
夕食を簡単に済ませて、近くのホテルに行くと、宿泊客が花火や音楽(カセットデッキ?)で楽しんでいるのを横目で見ながら。
少しだけ木々が生えてる所にテントを張って、よもやま話を・・・
実は、ラジオの放送が2局ぐらいで電波状態が悪いNHKと高音量の北京放送でした。
「日本の若い、労働者諸君・・・」で始まる放送、たった二日間でしたが、その言葉だけ今だに鮮明です。
疲れ切った身体は直ぐに睡魔が襲いました。
朝日が登りはじめた早朝・・・
ブルル? ブルブル?・・・テントの横で何か騒がしい!
そうなんです、観光の一環としてラクダや馬が飼育されていて、その観光乗車の折り返し時点で、餌やり場兼休憩所でした。
馬の脚は、とてつもなく太く!ばんえい競馬の様な1トン近い馬でした。
その日は一日中、テント生活で、麦わら帽子をかぶせて貰った馬を眺めていました・・・・
熱い中をひたすら観光客を乗せて、何度も何度も往復する姿・・・休憩時にスイカ(皮の部分だけ)を貰って場無者らに食べては、傍の樹の皮をがりがり・・・今でも思い出します。
私達二人は、「俺達も、この馬の様に様に働かされるのかな?働かないといけないのかな? 馬車馬のように・・・」
麦わら帽子をかぶせてくれた馬方さんは優しいのか?それとも厳しいのか?   なんて話した記憶があります。
多感な若者が無謀にも、思いつくままに旅した思い出!

実は、砂丘の旅は、安部公房の長編小説『砂の女』を読んだ後に、何故か異様な世界が頭の隅に残っていたのも旅行の理由です。
あらすじ「休暇を利用し海辺の砂丘へやって来た男が、女が一人住む砂丘の穴の底の民家に閉じ込められ、そこから様々な手段で脱出を試みる様を描いたものです」



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