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平成の虚無僧一路の日記

「鬼人をも泣かす尺八の音」 

2014年07月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



一休の詩に「尺八吹き来たりて、鬼神を感じせしむ」と
いうのがある。尺八の音には「鬼神」の趣があるという
意か。

ちょっとニュアンスが違うが「鬼の目にも涙」。「尺八は
悪人をも改心させる力がある」と私は信じる。


昨日は「土用・丑の日」地下鉄入口横のコンビニの前で
酒盛りしている酔っ払い数名。ちょっと怖い人たち。

でも「お、虚無僧だ。一曲吹けや!」の声に、「お暑いで
しょうから、少し涼しい気分に」と『風雪流れ旅』。

「上手い!もう一曲」の掛け声に『津軽海峡冬景色』。
さらにさらにと数曲吹いたら、「上手い!、すごい!」と
コンビニの店長まで呼んでき、タクシーの運転手も
降りてきて、人だかりができ、たくさん喜捨いただいた。

「演歌を吹く流し」は、虚無僧としては“ご法度”だが、
そんな“こだわり”を解けば、誰とでも親しくなれる。
相手の心に入れば みんないい人たちだ。敵に回せば
面倒だが、味方にすれば心強い。

以前に「どこの組のもんだ!あいさつに来なくちゃいけん
じゃろ」と からんできた酔っ払いのオジさん。「ちょっと
尺八を貸してみろ」と。これも素直に渡すと、意外にも
ちゃんと持って、口の当て方も正しい。しばらく吹いて
音も出た。

「おれの親父が尺八吹いてた」と、目をうるませる。

毎日、コンビニの前で飲んだくれている“無用の人”にも
仏性を目覚めさせてくれる尺八なのだ。

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