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平成の虚無僧一路の日記

千日回峰行の「酒井雄哉」師、修行も利他行 

2014年05月25日 外部ブログ記事
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天台宗・比叡山延暦寺の荒修行「千日回峰行」を二度
貫徹したことで知られる「酒井雄哉(ゆうさい)」師。

1926年(大正15年) 生。 2013年(平成25年)昨年 87歳で
他界された。

1回目の千日回峰行は、1973年(昭和48年)に開始し、
1980年(昭和55年)10月に満行した。この行の様子は
1979年(昭和54年)1月5日、NHK特集『行〜比叡山・
千日回峰〜』で放送され、私も見て知ってはいた。

その酒井氏。ネットで調べると、なんと、昭和16年
(1941年)慶應義塾に入学。落第生で卒業が危ぶまれため、
予科練に入隊。特攻撃隊員として終戦を迎えた。

戦後はラーメン屋を開業するが火事で焼けてしまい、
菓子屋、証券会社代理店など職を転々とするが、
いずれもうまくいかず、妻は結婚2ヶ月目で自殺
という暗い過去を負っている。

NHK特集でも「“何をやってもダメ、何の能力もない
自分だから、こうして生きる他は無い」というような
ことを話されていた。

「千日回峰行」を終えて「大阿闍梨」となって、人々の
尊崇を受けるようになっても、驕らず、誇らず、温和な
人柄だった。

また、酒井師の言葉に「こうしてお参りしてくださる方々に
支えられて生かされている。私には、この方たちの幸せを
祈ることしかできない。だから ひたすら祈るのです」と。

「寺は、世間からの脱落者が、逃げ込む場所。修行は、
自分のためだけにするもの」と思っていたが、修行も
「人の為にする利他行」なのだと教えられた。


さて、虚無僧の私。昨日、名古屋駅前で立っていると、
「天台宗の○○阿闍梨です」と名乗られ、手を合わせて
「ナムナムナムナム・・・」とお経を唱えられた。

(げっ、本物!?)。ここで言葉を発するとボロが出る。
ひたすら尺八を吹く。そして ご喜捨いただいた。
布施をいただいた時に唱える経文もあるようだが、
虚無僧はひたすら尺八を吹くのみ。それでいいのだ。。

つづいて、品の良いご年配のご婦人が「お願いします」と
布施を出された。「皆様の平和と幸せを祈らせていただきます」
と呟くと、「ありがとうございます」と言われて立ち去られた。

虚無僧最後の人「谷狂竹」も「自分は尺八を吹くしか能が無いから、
人々の心を安寧を願って尺八を吹く」というようなことを
言っていた。私も今 同じ気持ちに なってきた。

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