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映画が一番!

暴力脱獄 

2014年04月22日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

以前、紹介した「ザ・ハリケーン」の
モデルとなった黒人の元ボクサー、
ルビン・カーターさんが亡くなりました。
袴田さんにも手紙を書いていたようです。合掌!

今日の映画紹介は「暴力脱獄」。
BSプレミアムで2014年4月23日(水)13:00〜の放送。

原作はドン・ピアースの
同名の小説(原題:Cool Hand Luke/1965年)。
ピアースは過去にフロリダの
刑務所に収監された経験があり、その時の体験を小説に。

「ハスラー」同様に好きな映画です。
彼の青い目に魅惑的な笑顔は心に残ります。
特に、彼が最期に見せた、とぴっきりの笑顔!
汗が飛び散り男くさい、男性必見の映画です。

キャッチコピーは
”意思の疎通が欠けてたようだ”
(What we've got here is failure to communicate)
ポスターも現代的で洒落ていますね。

ルーク(ポール・ニューマン)は酔っ払って
路上のパーキングメーターをぶっ壊して、
収監される。

収容所の所長(ストロザー・マーチン)は自分を
「キャプテン」と呼ばせて、
看守達は自分達を囚人達から「ボス」と呼ばせ、
炎天下に雑草を刈り溝を掘るという重労働に従事させる。

彼の新入りらしからぬ図々しくて、
要領のいい態度は仲間の反感を買う。
とくにボスの
ドラグライン(ジョージ・ケネディ)は
彼を気に入らなかった。
そのうち、2人は命をかけての殴り合いとなって、
ついにルークが勝ち、仲間は彼をリーダと認める

ルークは刑務所暮らしの過酷な労働に耐え、
出所の日を待っていた。
そんな彼に母親の死を知らせる手紙が届く。
それでも所長は非情にも脱走を懸念し
彼を懲罰小屋へ閉じ込めてしまう。

この仕打ちにルークは、とうとうキレる。
これ以降、彼は脱走を繰り返すようになる。
失敗しては連れ戻され、
課される罰は厳しくなっていくが、
それでも脱走を止めない。

権力に対して反抗を繰り返す男の映画ですね。
彼に面会に来た母親に
”努力した、自由に堂々と生きようとした。
 でも何か窮屈で”と言っているように、
彼は自分の人生に鬱々とした
不満を持っていて、それを権力にぶつけていた
ように思えます。

邦題の「暴力脱走」よりは、
原題の「Cool Hand Luke」を
私だったら、そのまま訳して「クールなルーク」に
しますが、どうでしょうか。

劇中、ポールがバンジョー?を弾きながら歌う、
「Plastic Jesus」は泣けますね。

I don't care if it rains or freezes
Long as I got my plastic Jesus
Ridin' on the dashboard of my car

1967年(昭和47年)制作。
監督はスチュアート・ローゼンバーグ。
音楽がラロ・シフリンでいいですね。
ドラグラインを演じたジョージ・ケネディは、
1967年度のアカデミー助演男優賞を受賞。



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