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じいやんの日記

映画と現実 

2014年04月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:日記

春休みが終わって、新学期、新年度のスタートから2週間目の金曜日、少し疲れた方が多いのでは!
ゴルフや同窓会、同期会のお誘いがわんさか来始めました。この時期は人恋しいのでしょうね。
隙間を縫って、貸し切り?に近い映画でも見に行くかと思って、選んだ映画は「ローン・サバイバー」です。
05年6月に、タリバンのリーダーを狙撃するべくアフガニスタンへ送り込まれたアメリカ海軍特殊部隊ネイビー・シールズの隊員4人が、200人超の敵兵の攻撃にさらされ、ひとりの兵士のみが生還した。
シールズ創設以来最大の惨事と呼ばれている“レッド・ウィング作戦”を映画化した戦争アクションです。
実話をベースにした作品なのでアクション娯楽作といった趣きはほぼありませんが、戦争の過酷さと恐ろしい現実をまざまざと見せつけられます
あらすじ:
冒頭でシールズの常軌を逸した訓練シーンがダイジェスト風に流れるのですが、あまりの厳しさに屈強な兵士達が次々と脱落していき、最後まで残った一握りの兵士達の戦闘能力がいかに高いかを理解できます。
何故ここまで過酷な訓練に耐え、更に死と隣合わせの危険な任務につけるのか?シールズに入れる程優秀な人間ならもっと楽でお金を稼げる職業につき、楽しい人生を送れるはずなのに、と単純な疑問が沸いてきます。
国や家族、友人を守る為。と、言うだけなら簡単ですが、それは具体的にはこういう事なんだよこれだけの覚悟が出来るの?と映像で見せ付けられると愛国心なんて簡単に口に出来なくなります。
延々と続く戦闘の中、次々と脳天を撃ち抜かれていくタリバン兵を見ている内に、傷だらけ血まみれで消耗していく瀕死のシールズを見ている内に、この殺し合いは本当に意味があるのか?彼らは死ぬ必要があるのか?双方引いて終わりに出来ないのかと、複雑な歴史の中で積もり積もった恨みや対立を知っていても、どうしても思わずにはいられず虚しい気持ちになります。
「何故1人だけ生き残れたか?」の答えは最後の最後にわかるのですが、その答えがアメリカも、タリバンも、アフガンの人民も「何故己を犠牲にして戦うのか?」の疑問に対する答えでもありました。
そして、それは日本人が既に捨ててしまったものかもしれないと気づかされました。
実際の戦争を知らない世代の日本が、今、「憲法第9条 戦争放棄、軍備及び交戦権否認」を論議する前に、リアルな世界を知るべきでしょう。
自分の子供が自衛隊でなくても、韓国の修学旅行の生徒の親の気持ちは理解できるのでは!
国のメンツ等はすてて、各国に救助支援を要請すべきでしょう! 日本でも大震災の際に米国の応援要請が遅れましたよね。
9条より、的確な応援要請が出来るように、日頃からの考えておく必要があります。



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むなしい

さん

殺すほうにも、殺されるほうにも肉親はいるのですよね。
人間は永久に戦いは止めないと思わされます。

先の大戦でもその国の文化遺産の地域は破壊しない、との取り決めがあったと聞いています。
日本なら京都、奈良でしょうか。
そんな約束事の話し合いが出来るなら、最初から戦争するな、と思いました。

2014/04/19 13:22:39

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