じゃがりこ・koyampi、近江を行く　その４

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「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

2014年03月07日ナビトモブログ記事
テーマ：国内旅行・ウォーキング

2月14日の早朝、昨晩は早く寝てしまったので、5時に目が覚めてしまいました。

カーテンを開けると、予報どおりの大雪。

寝ぼけたじゃがりこ君、「おわわわ、散歩に行く？」

「散歩どころか、大雪だぜ。」

それよりも、気になっていた男子フィギュアの結果確認が大切。テレビをつけると、完ぺきな演技の羽生君が一位、高橋君が四位。なかなかの好発進です。

これほど良い便りがあったのですから、雪もたいしたことがないかも。(甘い、甘い。）

草津駅で、「雪の京都」を選択するか、近江を選ぶか迷いましたが、この日京都に行ってしまうと、近江観光をほとんどできなくなってしまいます。

近江八幡か長浜に行くことに決めました。鉄道、しっかり動いてくれよ。

真っ白になって京都へ向かう列車を見送り、長浜方面に向かう列車を待ちます。やはり、雪の影響で遅れが出ているようです。あまり遠くに足を延ばすのは危なそう。近江八幡だけにすることとしました。

近江八幡の駅から、中心市街地までは、彦根の時よりもずっと遠いようです。そこで、駅前の観光案内所により、バスの便を聞くことにしました。

観光案内所で、私がまずパンフレットを漁っていると、じゃがりこ君、「お堀端まで、どのくらいで着くの？」と、ぶっきらぼうな質問を係の人にしています。丁寧な言葉を使うように、いつも言っているんですが、治りませんね、この男は。

係の人、「あれ、この雪の中、歩いていくんですか。」

じゃがりこ君、「うん。」

係の人、「すごい、すごい。雪のないときでも30分以上かかりますけど、たいしたもんですね。」

係の人におだてられ、その気になってしまったじゃがりこ君を
放ってもおけず、雪道を歩くはめになってしまいました。

「俺、秋口にスノーブーツを買ったんだ。防水もばっちり。先見の明があるだろ？」

上機嫌の彼は、雪道でキャスターバッグ運びに難渋している女性の手助けまでしております。バッグを持ってあげる大サービス。女性は、「バッグを持ち逃げされるのでは？」と、やや不安そうでした。

感謝する女性と別れ、黙々と雪道を歩く二人。他に歩いている人間なんか一人もいません。

「おい、koyampi、まだ着かないのか？　遠いじゃないか！」
何言ってんだか。

やっと着いた八幡掘は大雪。『ごちそうさん』のロケでも使われた道も歩きづらくなっていましたが、じゃがりこ君はおおはしゃぎ。ちょっと前まで、「遠い！」と文句を言っていたのに、現金なものです。

資料館などを見学した後、クラブハリエでコーヒーを飲むことに。

埼玉の大雪が気になるじゃがりこ君は、電話をする、と言いだしました。
「電話をするなら、お店の人に聞いて、他のお客さんの迷惑にならないように頼むぜ。」

結局、喫茶店の外で電話をすることになったようですが、何を考えたのか、電話をしながら、傘も差さず、雪降る中庭を行ったり来たり。かなりの長電話。見るとはなしに見ていると、木の太い枝に向かって突進をしていくじゃがりこ君。

「あっ！」、心の中で叫んだ次の瞬間、おでこをしこたま太い幹にぶち当てた彼の頭の上に、雪がどさどさっ。
申し訳ない次第ですが、笑ってしまいましたよ、私。

ちなみに、その時のおでこの傷は、一週間ほど治りませんでした。

日牟禮八幡宮にお参りする直前、じゃがりこ君の目に、八幡山ロープウェイが目に入ってしまったようです。

「あれに乗りたい。」

もう、駄々っ子ですね。こんな雪の中、上に登ったって何にも見えないのに。

乗客は、もちろん私たちだけ。駅員さんたちも、「えっ、登るの？」といった態度でした。

案の定、視界ゼロ、しかも積雪が下より多く、じゃがりこ君自慢のスノーブーツもびしょびしょ。

下ったお店で、名物の赤こんにゃくを食べることにしたら、じゃがりこ君、更に赤くすべく、唐辛子をしこたまかけ、お店の人から、「すごい、すごい、そんなにかけて。」と言われ、得意満面。

同行者と思われたくない私なのでした。

まだまだ続きます。

【写真説明】

京都方面に向かう列車を見送りました。ものすごい雪。

八幡山ロープウェイ、反対側の車両には、当たり前ですが、誰も乗っておりません。