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「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

怪談「十六夜の『じゃがりこ』君」 

2013年09月23日 ナビトモブログ記事
テーマ:国内旅行・ウォーキング

21日、午前3時。

先日の夕食時、「ビール×赤ワイン=よっぱらい」という図式が成立し、連れのじゃがりこ君は、8時前にダウン。ベッドに足をかけ、畳の上で白川夜船。

放っておくのも薄情なので、ベッドに寝るよう教育的指導。

相棒がダウンしてしまっては、私も独りでしんみり話すこともどうかな、そう思います。夜中にひとりで「ぶつぶつぶつぶつ」、こ、こわい〜、ですものね。

したがって、花巻の賢治祭に参加している妻にメールを打って、8時半には寝てしまったのではないでしょうか。

「早寝早起き」とはいうものの、午前3時に目が覚めてしまいました。

この際、私は、当日の句会に備え、寝ぼけ眼で泥縄の俳句作り(ご想像のとおり、やっつけ仕事の句は、句会でどなたの共感も呼ぶことはありませんでした。)。

私が句作に没頭している間に、じゃがりこ君は「風呂に行ってくる。」。

「お酒を飲んでいるから、脱水症状になっているよ。ちゃんと水を飲んで行ってよ。」
お父さんのような気づかいをするkoyampi。なかなか大変です。

30分が過ぎ、さらに30分が加わり、とうとう1時間が経過。
それでも、じゃがりこ君は帰ってきません。
まさか、湯船に浮いていはしまいか。気になってきました。
「浴場の様子を見に行かねば・・・」
そう思い始めた頃、意気揚々と帰ってきました、じゃがりこ君。

「ずいぶん長湯だねえ。」
「いやあ、月がとっても青いから」
あんたは、島倉千代子か?

(若いシニアの皆さん、知ってます? 島倉千代子さん。)

  ※ ※ ※ ※ ※

《一部訂正》
 お〜い、koyampiさ〜ん、それって、菅原都々子さん
 ですよ。

 \(‘jjj’)

 お詫びして、以下のとおり訂正します。

 あんたは、菅原都々子か?

 (koyampiさん、知ってます? し、知りませんでした。)

  ※ ※ ※ ※ ※

じゃがりこ君、十六夜の青い光に誘われて、外に出てみたそうな。玄関は夜でも開いていたらしい。

強烈な月の光のために、星は少なかったそうですが、ブルーに染まった夜の景色がたまらなくよかったとか。意外にロマンチスト。見直しました。

ところが、次の一言を聞いてびっくり仰天。

「あんまりにもきれいだから、道路に寝転んで空をずっと眺めていたんだ。」

私は想像したくもありませんでしたが、瞼の奥に次のような光景が、まるで実写のように浮かび上がってくるのを止めることができませんでした。

はだけた浴衣姿の六十代男性が、一人、真夜中の道路に寝転んでいる・・・カメラを構えて、にやにやしながら。
怪事件発生。おぞましいっ!

月夜に誘われ、連れ立って歩きまわっていた狸たちがいたとしたら、あまりの光景に腰を抜かしたに違いありません。小諸の狸界の「昔話」として子々孫々に語りつがれるかも。

5時を回ったので、おぞましさを振り払うため、散歩に出かけました。
明けゆく空、まだ、十六夜の月は西の空に大きく輝いています。東方の雲は茜に染まり、小鳥たちもすがすがしい歌声を・・・

ちょっと嘘が入りました。実は、旅館で飼っているガーコたちが、けっして清々しくない声でがなり立てていました。ま、それはそれ。

上流に不動滝という名の滝があるというので、そこまで出向きました。山登りの翌朝に、またまた上り坂。良い鍛錬にはなりました。

水量のない滝でしたが、冬には結氷して見事だそうです。

滝近くには、ユウガギク、ツリフネソウなどが咲き乱れ、出かけて本当によかった。
8月末の旅行の際、蓼科ではすでに花の終わっていたオタカラコウ(写真の花)。ここでは、まだ盛りの花に出会うことができました。幸せ。

弓型に傾斜した木の向こうには、北八ヶ岳と蓼科山がお目覚めの背伸びをしています。



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菅原都々子さんでした

koyampi58さん

チワワさん、ご指摘ありがとうございます。

菅原都々子さんでしたね。

島倉千代子さんの「♪送って行って送られて♪」の
歌詞が「月がとっても青いから」と融合していたようで
とんだ勘違いをしてしまいました。

訂正いたします。は、恥ずかしい。
じゃがりこ君の上手ですなあ、koyampiは。

2013/09/24 08:06:23

月が

さん

今度 
俳句を投稿して下さいませ

八ケ岳の写真 清々しい感じが伝わってきます
泣き虫の男の子を見ると笑っちゃいます♪
月がとっても青いからは 菅原しずこさんではないですか?島倉千代子さんでしたか? 

2013/09/23 23:06:19

十六夜に浴衣で彷徨う・・・

koyampi58さん

みのりさん、こんばんは。

分かりにくい話で恐れ入ります。

「じゃがりこ」君は、行きのサービスエリアで早くも
自宅用のお土産として「群馬言限定じゃがりこ」を
購入した連れのことです。

行動には少しばかりドキッとしますが、ロマンチスト
なんですね、「じゃがりこ」君は。

浴衣姿の男性が道路上に横たわっている・・・

朝の早い新聞配達の方に発見され、大事件に発展せず、
よかった、そう思います。

2013/09/23 20:40:17

怪談「十六夜のじゃがりこ」

みのりさん

koyampi58さん

怪談「十六夜のじゃがりこ」
とはお仲間のことなんですか?

楽しい時間を過ごされたようですね〜♪

2013/09/23 19:54:36

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