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「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ
ケーブルカーで湯船に向かう
2013年09月22日
テーマ:国内旅行・ウォーキング
20日の山行も無事に終え、車坂峠の駐車場に戻ってきました。
満杯だった駐車場も、すでにがらがら。
まずは、到着予定時間を大分過ぎているので、旅館に遅れる旨の電話。明るい元気な声でご対応いただき、好印象。
車坂峠からの下り道、花の時期を過ぎたヤナギランの実がはじけ、銀色に輝く綿毛が、種を遠くに飛ばそうと、風待ちをしています。花も美しいけれど、綿毛になった姿にも風情漂う植物ですね。
宿は、小諸市街まで下りて行かず、途中で右折します。どんなガタガタ道なのか心配しましたが、舗装された意外に広い道で、あっという間に「菱野温泉薬師館」に到着しました。
少数の若いスタッフで頑張っている宿でした。その昔は、湯治客、団体客向けだったようで、建物がたくさん。
でも、今は、10室のみ。
和室のままの部屋をリニューアルし、ベッドとソファーが置いてあります。
毛筆で書かれた歓迎メッセージは、決して達筆とは言えませんが、一生懸命さが伝わってきます。
荷をほどいて、早速、姉妹館の常盤館のお風呂へと向かいます。
え、薬師館にお風呂はないの? いえいえ、あります。小ぶりながら、心地よいお風呂が。
それでも、常盤館の「雲の助」にはぜひ行きたい。
だって、自家用ケーブルカーに乗って、お風呂に行くんですから。
常盤館の受付へ、薬師館でいただいた「入湯手形」を差し出し、関所を通過、すると、左手にケーブルカーが。
さっそく乗ろうと思ったら、もう一つの車両に乗って、「雲の助」の方からお風呂上がりの人が下りてくるらしく、空車のまま発車してしまいました。あれあれ。
仕方がないので、降りてくる車両をぼんやり見ていると、浴衣姿の泊り客が一人、ムービーカメラをじっと構えてウキウキしている様子。乗り物が童心に帰すのは、koyampi一人だけではないようです。
乗務員はおらず、自分で発車ボタンを押すんです。エレベーターと同じと言ってしまえばそれまでですが、なんか、ドキドキ。
するするとケーブルカーが上へと登り始めます。途中で上から降りてくるケーブルカーとの交差が。
ギリギリですれ違うので、接触するのではとはらはら。もちろん、そんなことはなく無事にすれ違いを済ませ、「雲の助」に到着。
弱いくせにアルコールに目のない私の連れ、「じゃがりこ」君は、テラスで生ビールを楽しんでいる泊り客の姿を目ざとく見つけます。
お風呂に入る前から、店の方に向かって、「後でビール、ビール。」と騒いでいます。
そんなこと、風呂を出てから考えればいいじゃないですか。売り切れ間近の限定商品でもあるまいに。
「じゃがりこ」君・・・山に急がなければならないというのに、サービスエリアで、のっそりと自宅用のおみやげ、「群馬限定○○じゃがりこ」(ケンタッキーなんだらかんたらのビックバーレルみたいなやつ)を買ったり、店側と、生ビールの「入浴前口約束」を交わしたり、なかなかに頑張っております。
雲上の温泉からは、八ヶ岳がそれこそ手に取るように望めるのでした。
今日は、ここまで。
明日も、旅の話を少しだけ。
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