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平成の虚無僧一路の日記

「生きめやも」ってどういう意味? 

2013年08月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



ただ今ヒット中、宮崎アニメ『風立ちぬ』。先日見てきましたが、
「風立ちぬ」に続く「生きめやも」の意味が気になってしょうがない。


「風立ちぬ、いざ生きめやも」という詩句は、ポール・ヴァレリーの詩
『海辺の墓地』の一節“Le vent se l?ve, il faut tenter de vivre”を
堀辰雄が訳したものとのこと。

原文の意味は「風が起こった、さあ、生きていこう」だそうだ。

その訳が「いざ 生きめやも」と「やも」をつけると、「やも」は
反語なので、「生きようか、いやそんなことはない」。つまり
「いざ死のう」の意となる。誤訳だそうな。宮崎駿は、主人公
「堀越二郎」は、恋人に死なれ、ゼロ戦も破壊され、生きていく
希望を失って「もう生きていられない、死のう」という結末に
したかったのか。いやそうではあるまい。


「やも」は、『万葉集』の「山上憶良」の歌、

「銀も 金も玉も 何せんに まされる宝 子にしかめやも」

で、よく知られています。

そこで、この解釈をいろいろネットでみてみましたら、文法的に
「反語」だの「詠嘆」だの「否定」だのと難しく考えるものではなく、
「子供より価値あるものは 無いだろう」くらいの軽い気持ちで
「なも」は使われるのだそうです。

それで少しは納得。「生きてやろうかな」くらいの意味。
アニメ『風立ちぬ』は、『はだしのゲン』ほどには、戦争の
悲惨さを強調せず、「関東大震災」「敗戦で焦土と化した日本」
その中で「生きていく」。そこに悲壮さを感じさせない結末に
なっていました。

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