メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

平成の虚無僧一路の日記

「キャパの十字架」沢木耕太郎 

2013年04月26日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



4/25 今朝のNHKラジオ深夜便は、ノンフィクション作家の
「沢木耕太郎」さん。あの有名な戦争カメラマン「ロバート・キャパ」が
撮ったとされる「崩れ落ちるる兵士」の写真について、「兵士は
死んでなかった」「あの写真はキャパが撮ったものではなかった」と
明らかにした作家です。
今年はキャパ生誕100年。2月3日にNHKスペシャルで報道され、
た各地で「ロバートキャパ展」が開催され、今話題になっている
ようです。

第二次世界大戦前夜、1936年に起こったスペイン内戦。
ロバート・キャパが撮ったとされる写真「崩れ落ちる兵士」は、
共和国軍の兵士が(撃たれて?)倒れる瞬間を捉えた写真として、
『ライフ』に掲載され、報道写真史上、最も高名な「聖画」と
なった。

沢木耕太郎は、20代の時「キャパの伝記」の翻訳を依頼される。
それは彼にとっての初仕事だったそうな。それから20年、
キャパに関心を持ち続け、いろいろ調べていくうちに、「あの
写真の兵士は死んでいない、キャパが撮った写真ではない」という
疑惑がささやかれていることを知る。

同時期に撮られたとされる他の写真から、地形を特定し、伝えられる
場所とは別の場所であるという。

結論を言えば、あの写真は「演習中に足を滑らせた兵士の姿であり、
撮影者は、キャパの恋人、ゲルダ・タロー」だった。

あの有名な、世界を感動させた写真が、演習中に足を滑らせた
だけの話だったとは、しかもキャパが撮ったものではない」と
なると、“贋作騒ぎ”になる。ところが、沢木は、『キャパの
十字架』で、キャパの心理を次ぎのように解説した。

ユダヤ系ハンガリー人のキャパは当時まだ20代の若者だった。
あの写真が「ライフ」に載ったことで、一躍「偉大な戦争写真家」となった。
その後、写真の撮影者である恋人が26歳で、戦車に轢かれ
亡くなった。その「負債」を負ったゆえに、キャパは、それ以後、
銃弾の飛び交う戦場に身をさらし、ノルマンディー上陸作戦では、
「波の中の兵士」を撮り、真の戦場カメラマンに上りつめていく。
そしてキャパは40歳でベトナム戦争で死んだ。

「沢木」は言う。「キャパは天国で『真相を暴いてくれるな』とは
言わないでしょう。むしろ『真相を明らかにしてくれ』と言う声が、
私には聞こえてきた」と。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ