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映画が一番!

舟を編む 

2013年04月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドキュメンタリー

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

昨日のボストンマラソンで爆弾事件が起こりました。
テロらしい。解らないのは人間の心。
楽しむ人々を爆弾で人を吹き飛ばす人の気持ち。
解らない…。

今日の映画紹介は「舟を編む」。
去年の6月に原作を読んでいたので楽しみにしていた映画です。
2012年 本屋大賞第1位のベストセラー小説の映画化。

玄武書房に勤務する馬締光也(松田龍平)は
職場の営業部では変人扱いされていたが、
言葉に対する並外れた感性を見込まれ辞書編集部に配属される。
新しい辞書「大渡海」の編さんに従事するのは、
現代語に強いチャラ男・西岡正志(オダギリジョー)など
個性の強いメンツばかり。
仲間と共に20数万語に及ぶ言葉の海と格闘するある日、
馬締は下宿の大家の孫娘・林香具矢(宮崎あおい)に一目ぼれし……。

馬絞役の松田龍平が適役ですね。
内気で人との付き合いが下手な馬絞を表情と動作で上手に演じています。
今の言葉で言えば発達障害でしょうか。
その彼が言葉に目覚めるところが面白いですね。

映画には映画、本には本の良さがあります。
映画を見て本を読む、その逆も又、楽しいものです。

本を読んだ時の感想文を下記に。

今日の読書紹介は「舟を編む」。
作者は2006年に「まほろ駅前多田便利店」で
直木賞受賞した三浦しをん。

タイトルがいいデスネ。”舟を編む”とは何だ?
26ページを読んで解りました。
荒木が馬絞に説明する。
”なぜ、新しい辞書の名を「大渡海」にしょうとしているか、わかるか”…。
”辞書は、言葉の海を渡る舟だ”…。

そうです、この本は辞書を作る過程をノンフィクション風に書いた本です。
言葉とは生まれた時から少しづつ言葉を学び、話す、
書くと情報手段として我々は意識せずに使っています。

だが、一つ一つの言葉には意味があり、
その言葉を定義するには膨大な血の滲むような地味な
作業の上に辞書が作られる事を。


主人公の真面目ならぬ馬絞光也は褐コ武書房 第一営業部から
辞書編集部へ荒木公平の引き抜かれて辞書の編纂に当たる。
大学教授を定年退職した松本先生の元で同僚の西岡、契約社員の佐々木さん、
西岡の後任の岸辺等と共に大渡海の完成を目指す。

勿論、辞書オタクの馬絞の恋愛物語もストーリーに入っています。
そのさわりを、94ページです。
「顔を上げた香久矢と目が合う。香久矢が楽しそうに笑っていたので、
馬絞も笑った。心臓は限界まで高鳴っていたが、幸いなことに破裂も
機能停止もしなかった。香久矢の顔が近づいてきて……」
後は読んで下さいね。

そうですね、最近は辞書を引くと言えば、パソコンですぐwikipediaで検索ですから。
でも、その元は辞書からwikiに流用されていますから、源は同じです。

言葉は心、気持ち、思い、考えを相手に伝えるのに
なくてはならないもの、
目は口ほどに物を言うといいますけど、
やはり言葉で伝えないと相手に伝わらないでしょう。
その言葉の意味を教えてくれる本でした。

本からの抜粋(P258)です。
佐々木は壁際で白ワインの入ったグラスをけ、
西岡はあいかわらず軽薄な物腰で挨拶まわりを続行中である。
『大渡海』の完成を喜び、だれもが笑顔だ。
俺たちは舟を編んだ。太古から未来へと綿々とつながるひとの魂を乗せ、
豊穣なる言葉の大海をゆく舟を。



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私の・・・

さん

おはようございます。

私のBlogに、感想を書いてあります。
よろしければ一読してくださいね

2013/04/25 07:22:14

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