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平成の虚無僧一路の日記

寺田寅彦 「科学者と頭」 

2013年03月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「(社)実践倫理宏正会」の会誌『倫風』の「倫風宏話」は、
毎回 多岐な 引用があって面白い。

4月号では、「寺田寅彦」の『科学者とあたま』から
次の一文が引用されていました。

『科学者は頭が良くなくてはいけないが、その一方で、頭が
悪くなければならない。

頭のいい人は、足の早い旅人のようなものである。人より先に
人のまだ行かない所へ行き着くこともできる代わりに、途中の
道ばた あるいは わき道にある肝心なものを見落とす恐れがある。

頭の悪い人、足の のろい人が ずっとあとからおくれて来て、
わけもなく そのだいじな宝物を拾って行く場合がある。

頭のいい人は、言わば 富士のすそ野まで来て、そこから頂上を
ながめただけで、それで富士の全体をのみ込んで、東京へ引き返す
という心配がある。富士はやはり登ってみなければわからない。

頭の悪い人は前途に霧がかかっているために かえって楽観的で
ある。そうして難関に出会っても存外 どうにかして それを
切り抜けて行く。どうにも抜けられない難関というのは きわめて
まれだからである。』

と。実に解りやすい。私も、富士山の五合目まで、車で登って、
山頂を見上げて、わかったつもりで引き返したほうです。
「これからは“バカ”になろう」と短絡的に思うのは、正真
証明の“バカ”かいな。

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