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平成の虚無僧一路の日記

宮城谷昌光 『晏子』・『子産』 

2010年07月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



『晏子』同様中国春秋時代の名宰相の話だ。なかなか難しく、
読み応えがある。

『晏子』は、斉の名将「晏弱」とその子で、司馬遷も尊敬した
という「晏嬰」を描く。

『鳳凰の冠』は、晋の公室の流れを汲む羊舌氏の「叔向」が主人公。

『子産』は、「鄭」に仕えた「子産」が主人公。

晏子、叔向、子産は、ともに、紀元前6世紀中頃、春秋時代の人。

「鄭」という国は、春秋時代の初めごろは強国であったが、
子産が生まれた頃には弱小国となっており、北の「晋」、南の
「楚」の双方から 度々 侵攻を受けていた。そして、晋が攻めて
くれば晋に服従し、楚に攻められれば楚につくと、集合離反を
繰り返し、人心もすさんでいた。

この状況は、三河、信州の豪族が武田に付いたり離れたりして
いた状況と似ている。

【名言語録】
  
 「勝つ者には偶然があり、負ける者には必然がある」

 「あなたは優しい人であるから、必ず政治に対しては、
  厳しい態度で臨んでもらいたい。そもそも火というものは、
  熱く、厳しいものだから、実際に焼死する人は少ない。
  反対に水というものは、冷たく、優しいものだから、  
  水死する人が後を絶たない。これは人々が、火を恐れて、
  水を侮っているからである。だから、あなたは厳しい態度で
  臨んで、国民をあなたの優しさに溺れさせないようにして
  もらいたい」

優しさで人に接して、侮られないようにするには、余程の“器量”が
なければならない。その“器量”が無いなら、厳しさをもって治世しな
ければならない、と国王に説いたもの。]]>

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