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平成の虚無僧一路の日記

茗荷を食べるとバカに? 

2012年11月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



お釈迦様の弟子の中でも特に優れた「十大弟子」の一人
「周利槃特」のお話。「周利槃特」を「シュリハンドク」と
読むのは日本語読み。中国音では「スリハンドク」。
サンスクリットでは「チューダパンタカ」と発音するようです。


「シュリハンドク」は、自分の名前すら覚えられなかったので、
お釈迦様は、ハンドクに、名前を書いた木札を与え、「いつも
首から下げておくように」と命じます。

そしてハンドクが亡くなり、その墓の周りに不思議な草が
生えてきました。その草を食べるとみなバカになるので
「茗荷(みょうが)」と名づけられた。

★「茗荷」とは、「ハンドクが、自分の名前も覚えられないので
名前の書いた看板を荷(にな)っていた」という故事に由来する。


どの本にもインターネットのサイトにも、そのように書かれて
いますが、“ちょっと待って”です。

インドに漢字は無いため、「名を荷う」=「茗荷」という名前が
生まれるはずはありません。また、インドや中国では「茗荷」を
食べる習慣はないそうです。

「茗荷」という漢字を充てたのは『庭訓往来』(1350年頃)。
そして、江戸落語の『茗荷宿』で一般に流布されたようです。

その話は、「強欲な宿の主人が、茗荷を食べるともの忘れが
ひどくなると聞いて、宿泊客が財布を忘れていくように、料理に
たくさん茗荷を入れて出したところ、翌朝、宿の主は宿代を
請求することを忘れ、客は宿代を払うのを忘れて出立してしまった
というもの。

「茗荷」の二字の双方の「草冠(くさかんむり)」を取れば
「名は何?」。どうやら「ハンドク」が「名前も覚えられな
かった」というのは、日本人の創作だと考えられます。

むろん、茗荷には「モノ忘れ」になるような成分はありません。
むしろ、生姜(しょうが)の仲間ですので、脳に刺激を与え、
活性化する働きがあるとのこと。とんでもない濡れ衣です。

江戸時代以前、「みょうが」は「神仏の加護を得る“冥加”」に
通じることから、武家の家紋として好んで使われました。

ことほど左様に「仏典に書かれている」という話は、ほとんど
後世の人の創作なのです。

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