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平成の虚無僧一路の日記

「十訓抄」って? 

2012年10月27日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



『十訓抄(じっきんしょう)』は、鎌倉中期、建長4年
(1252年)に成立された説話集。編者は、菅原為長か、
湯浅宗業と言われる。序文には「広く和漢の書物に目を通し、
その中から教訓となる話を集めた」と書かれている。

『十訓抄』の項目

1.人に恵を施すべき事
2.傲慢を離るべき事
3.人倫を侮らざる事
4.人の上を誡むべき事
5.朋友を選ぶべき事
6.忠直を存ずべき事
7.思慮を専らにすべき事
8.諸事を堪忍すべき事
9.懇望を停むべき事
10.才芸を庶幾すべき事



最後の「才芸を庶幾すべき事」を見ますと。
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ある人が言うには、それぞれの芸道や家職の家に生まれた者はもとより、
そうでない者たちも、その身分に応じて才芸を備える必要がある。

才芸の家に生れた者でなくても、才芸によって道を極めるという徳もあり、
才芸を身につけることにより召し出されもするし、
また仲間同士で遊んでいる時でも、周りの人より勝れ目だったりもする。

そんな時何事につけても、才芸のある人が行えば、才芸のない人が行うのと比べて、
雲泥の差があるように思われ、人目にも素晴らしく映るのである。

容貌も良く身分も高い人であっても、身分が低くても能にたけた人と立ち並べば、
その高い身分も美しい容貌も色あせてしまい、無視されてしまうものである。

世の中が移り変わっていく様は、昔より次第に衰えていくにつれて、
道々の才芸も、父祖に及び がたくなるものならば、藍よりも青からんことは
稀なことであり、 形ばかりであっても、父祖の業を継ごうとしないのは
残念なことである。

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ふむふむ、千年経った現代でも通じる話でござる。「伝統芸能」の継承は、
今日 ますます難しい。「形ばかりであっても・・・・」と 千年前に云っている。
その「形ばかり」だから衰退するのは、いかんともせんかたない。

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