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平成の虚無僧一路の日記

本物かレプリカか 

2012年09月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



松坂屋で開催されている「シャガール展」を見てきました。
シャガールの油彩の他に、版画、リトグラフ、そして
タピストリーが展示されていました。タピスリーは
シヤガールの原画に基づき、3畳ほどの大きささの
厚い布の織物にしたものです。一本一本、原画の色に
合わせた糸を丹念に織り込んでいく膨大な作業です。
油絵で描いた方がはるかに早く、複雑な色合いが出せます。
それを布地にすることにどんな意味があるのでしょうか。
いくら忠実にといっても、原画とは“深み”が違います。
シャガールのような細かく複雑なタッチの絵はタピスリーには
向かないと思うのは私だけでしょうか。

名古屋城の本丸御殿の再建で、その襖絵の複製も進んで
いますが、河村市長が「複製品より本物を展示してはどうか」
と提起して物議を呼んでいます。本物は 空襲の直前に
持ち出され保管されていたもので、すべて重要文化財に
指定されています。そのまま展示すれば 劣化も進む
ことから関係者は反対していますが、市長は考えを
変えないとのこと。

たしかに、本物には重みがあり、複製品は所詮レプリカ。
心血注いで模写をしている方々には失礼ですが、明るく
きれいすぎて、ちっゃっちく見えます。芸術性を感じ
させないのです。私も本物志向ですが、そもそも、
本丸御殿もレプリカですから、襖も模写でいいでしょう。
本物は天守閣のガラス・ケース内で順次公開するとのこと。

河村市長は、天守閣も、建設当時の木造で建て替えよう。
金の鯱(しゃちほこ)も創建当時の純金で造り直せと、まあ
本物にこだわっていますが、財政難の折、その必要が
あるのでしょうかね。火事で江戸城天守閣が焼けた後、
保科正之は、今の世に必要ないと再建を止めさせました。

「河村」対「保科」、さてどちらに軍配が上がるでしょう。

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