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平成の虚無僧一路の日記

尺八に魅せられて 

2012年08月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



中日新聞 8/26夕刊に「虚無僧の絵」があり、
思わず 目が釘付けに なりもうした。
『300文字小説』欄に「名古屋市緑区の無職、
中村直幸さん(85歳)」の投稿が載ったのでした。
転載させていただきます。

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私が子供だった頃には、虚無僧がよく廻ってきた。
白装束に袈裟、白足袋に黒い鼻緒の雪駄と“粋な”
格好をしていた。天蓋に隠された顔を見たさに、
悪童達は、ぞろぞろとその後をつけ廻した。

虚無僧は門構えのある家を選んで門口に立つ。
尺八を構え、白い手甲の指先が揺れると、得も
言われぬ音色が辺り一面に波立っていった。

息せき切って家に帰り、祖母に「俺も虚無僧に
なりたい」とせがんだ。あすな時代が、もう一遍
来てくれんかなぁ?。

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いやぁ、涙がこぼれるほどうれしい。“私と同じ人が
いたなんて”という感動です。

私も5、6歳の頃、わが家の前に虚無僧が来たのです。
白い着物で尺八を吹く姿に魅了され、ビビッとき
ました。以来ずっと憧れていたのです。

親に「尺八を買って」とせがみましたが、「乞食
の真似をするのか」と叱られ、秘かに 竹箒の柄や
物干竿を切っては 孔を開けて、尺八もどきものを
作ってみたのでしたが、全く鳴りませんでした。

10歳の時、母の実家の押入れで 尺八を見つけた時は、
もう小躍りして喜び、即借りてきたのでした。

そして私が、晴れて?虚無僧の旅に出たのは18歳の
時です。親から預かった大学の授業料10万円で、着物と
虚無僧用具一式を買い込んで、1ヶ月の放浪の旅に
出たのでした。ホントに虚無僧は“悪”です。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

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